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新しい出会いと発見 ゴルフの楽しみ方が広がるイベント参加がおすすめです【原田香里のゴルフ未来会議】

(写真:GettyImages)

ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。今回は、ゴルフの裾野を様々な形で広げてくれているイベントの話をしたいと思います。先日は、沖縄オープンゴルフ選手権の話をしましたね。それから少しして、日本プロアマダブルススクランブルゴルフ選手権にも出場しました。予選を経て、決勝が行われたトムワトソンGC(宮崎県)に、アマチュアの方と一緒に行ってきました。

どちらの大会も、昨年に続く2度目の出場です。2度目となると、以前にもまして見えてくることがたくさんあって興味深いと感じました。

プロもアマも、どんな選手が出ているのか興味津々です。男子プロの方とお会いしてお話ししたりするのも楽しみのひとつです。先輩プロとお話しするのは、いくつになっても勉強になりますし、若いプロと初めて話すのも面白いものです。いいゴルフをしている若い男子プロがたくさんいて、試合が少ないのがもったいないと感じることは、前回もお話ししたとおりです。

特に今回は、プロアマダブルスでスクランブルという形式なので、男子も女子も多くのプロが、ご縁のあるアマチュアの方と出場していました。

このスクランブルはプロとアマチュアゴルファーとペアを組むものですが、ラウンド中もパートナーにアドバイスが出来るので、いつもと違ったラウンドレッスンのようなこともできます。

私は、去年に続いて長年お世話になっている方のお孫さん(男性です)と一緒に出場したのですが、他の出場者を見回すと、本当に様々な組み合わせが見られました。男子プロと男子のアマチュア、男子プロと女子のアマチュア、女子プロと男子のアマチュア、女子プロと女子のアマチュア。レッスンをしている生徒さんと一緒の場合もあれば、私のように旧知の間柄のこともある。スポンサーさんやそのご家族との組み合わせもあり、もちろん友人同士、ご夫婦などなど、いろいろなパターンがあります。ゴルフをとおしての人間関係は、どんどん広がっていくのだな、ということを改めて実感しました。

沖縄オープンは、男女、プロアマが入り混じった個人戦。今回の宮崎はプロアマダブルススクランブル。他にも、いわゆる普通のプロアマやチーム戦など、イベントの形は色々あります。

男女一緒のフィールドの場合もあれば、別々のこともありますし、ジュニアだけ、シニアだけもあれば、年齢には関係ないものもあります。ストロークプレーだけでなくマッチプレーもあるので、試合の形式はそれこそ無限大といっても過言ではないでしょう。変わったところでは、スピードゴルフやゴルフトライアスロンなど、ゴルフと違う競技が組み合わさった面白いものもあります。

ガチガチの競技ゴルフに挑むのはもちろん素晴らしいことですが、それはちょっと難しいという方でも、楽しめるイベントがどんどん出てきています。お友だちや仕事仲間とのゴルフも楽しいですが、ゴルフだけのお友だちが増えていくのもいいものです。ゴルフ場のメンバーになればその機会は多いですが、そうでなくともイベントで出会えることもあります。

私のようなプロゴルファーでも、何かに参加するたびに新しい出会いがあり、発見があります。アマチュアのみなさんも、ご自分のプレースタイルに合ったイベントに出てみることで、さらに世界が広がっていくと思います。これまで以上に、ゴルフが楽しめるイベント参加、おすすめです。

■原田香里(はらだ・かおり)
1966年10月27日生まれ、山口県出身。名門・日大ゴルフ部にで腕を磨き1989年のプロテストに合格。92年の「ミズノオープンレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。93年には「日本女子プロゴルフ選手権大会」、「JLPGA明治乳業カップ年度最優秀女子プロ決定戦」勝利で公式戦2冠を達成。通算7勝。その後は日本女子プロゴルフ協会の運営に尽力し21年3月まで理事を務めた。

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