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全英オープンに現れた“珍客” 『ナッタージャック』でプレーが一時中断

コースに現れた『ナッタージャック』。絶滅危惧種に指定されている。(撮影:GettyImages)

<全英オープン 3日日◇22日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>

ロイヤル・リバプールGCの13番に“珍客”が現れ、選手が一時プレーを中断することとなった。

コースに現れたのは『ナッタージャック』と呼ばれる、イングランドで最も希少なヒキガエルの一種。絶滅危惧種として、国の法律によって保護されているレアものだ。慈善団体ワイルドライフ・トラストによると、ナッタージャックはイングランド北西部沿岸の砂丘などに生息し、最近ではリバプール周辺の海岸沿いに新たな繁殖地が作られているという。

そして驚くべきは、1981年に「意図的にまたは無謀にナッタージャックを妨害することを」は犯罪とする法律が作られたこと。主催のR&Aの規定にも、そのことがしっかりと明記されている。駆除できるのは訓練を受けた専門家のみ。そのため、無資格の選手らが触ることは許されず、移動させるにはロイヤル・リバプールの支配人ジェームス・ブレッジ氏が到着するのを待つしかなかった。

全英開幕前の火曜日以来、4日ぶりにリバプールに降った雨。大好きな雨に誘われるように、ナッタージャックも全英を観戦しにきたようだ…。

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