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5打差で決勝→逆転Vは過去何回? 松山英樹、優勝への“デッドライン”

松山英樹(左)は首位と5打差で決勝に進出。過去の逆転例は?(撮影:GettyImages)

<マスターズ 2日目◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

海外メジャー今季初戦は第2ラウンドが終了した。フィールド唯一の日本勢で、2021年大会覇者の松山英樹は予選ラウンドを「73」「68」で回り、トータル3アンダー・12位タイで週末を迎える。

首位に立つのはジャスティン・ローズ(イングランド)。自身5度目となるマスターズ首位発進を切ると、2日目にトータル8アンダーまでスコアを伸ばした。

松山とローズの差は5打。89回目を迎えたマスターズで、第2ラウンド終了時点から5打以上のビハインドを逆転して優勝した例は、これまでに15回ある。直近は2011年のチャール・シュワーツェル(南アフリカ)が達成。さらに2005年のタイガー・ウッズ(米国)、1986年のジャック・ニクラス(米国)など、レジェンドたちの名も並ぶ。

マスターズ史上最大の逆転劇は1956年。ジャック・バークJr(米国)が、当時24歳のアマチュアだったケン・ベンチュリを相手に、最終日に8打差を覆して優勝を飾った。今大会でも、この8打差が逆転優勝への“デッドライン”として一つの目安になりそうだ。

松山は第2ラウンドを終えて、「きょうみたいにいいショットを打って、チャンスにつけ続けて、パッティング次第にできたら。気持ちをフラットにして(笑)、トップとの差を少しでも縮められるようにしたい」と話した。優勝争いに加わるためにも、あすは大事なムービングデーになる。

【第2ラウンド終了時、5打差以上からの逆転優勝】
1936年 ホートン・スミス(6差4位)
1949年 サム・スニード(5差14位)
1950年 ジミー・デマレット(5差3位)
1956年 ジャック・バークJr(8差7位)
1957年 ダグ・フォード(5差6位)
1959年 アート・ウォール(6差21位)
1974年 ゲーリー・プレーヤー(5差16位)
1978年 ゲーリー・プレーヤー(5差16位)
1979年 ファジー・ゼラー(6差12位)
1985年 ベルンハルド・ランガー(6差25位)
1986年 ジャック・ニクラス(6差17位)
1990年 ニック・ファルド(5差10位)
1998年 マーク・オメーラ(5差9位)
2005年 タイガー・ウッズ(6差3位)
2011年 チャール・シュワーツェル(6差12位)

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