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安田祐香に援軍 同い年“セミタイ”のプロ初Vに貢献の最多勝キャディと難関攻略へ

安田祐香の横には優勝請負人の清水キャディがつく(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇2日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

2週前の「フジサンケイレディスクラシック」で優勝争いを演じながら涙の惜敗を喫した安田祐香。その前戦も5位タイと好調だったが、先週の「パナソニックオープンレディース」では予選落ち。「疲れもすこし出始めているのかな」と、メジャー初戦を前に今の状態を冷静に分析した。

プロとして戦うシーズンもこれで4年目。そろそろ待望の初優勝といきたいところ。今大会のコースは「難しいですけど好きなほうです。そこでいいゴルフができたら自信にもなります」と静かに闘志を燃やす。

「思うようなショットが打てなくてミスが多いのが疲れかなと思っている。それはスタジオアリスくらいから感じた。出続けて調整もしていかないとトッププロにはなれないなとも思いますし、休みも必要かなと思います」と、出場をしながら体を適度に休め、さらには調子をピークに持って行くことがこれからの課題となりそうだ。

そんな安田にとって、今週は強力なキャディが横につく。これまでも何度かバッグを担いできた、清水重憲キャディだ。ご存じイ・ボミの黄金期を支え、数多くの賞金王や賞金女王誕生の瞬間をともにし、優勝請負人の肩書きも持つ清水氏。通算40勝はツアーキャディの中でダントツの最多。安田はそんな援軍とともに、メジャーに立ち向かう。

清水キャディといえば、先月は男子ツアーで蝉川泰果のプロ初優勝を支えている。その蝉川は安田と同学年で、同じ兵庫県出身。「刺激にはなりますし、戦っているところは違うんですけど、アマチュアで優勝したり、自分も頑張らないとと思います」とジュニア時代からよく知る存在の躍進も頑張る源になる。

「頭を使うので、やりがいのあるコース」という今大会で、古江彩佳、西村優菜、吉田優利らプラチナ世代の仲間たちに並ぶツアー優勝を実現したい。

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