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最前列で見た“松山劇場” 売り出し中の20歳も脱帽「ヒデキはクールだ」

松山英樹と回ったニック・ダンラップもその強さを称えた(撮影:GettyImages)

<フェデックス・セントジュード選手権 最終日◇18日◇TPC サウスウィンド(テネシー州)◇7243ヤード・パー70>

弱冠20歳の大物ルーキーも最敬礼だ。大台のツアー通算10勝目を挙げた松山英樹と同組で回ったニック・ダンラップ(米国)が、“松山劇場”を最前列で鑑賞。そのすごみを肌で感じた。

「本当に印象的だった。特に17番と18番だね。だから彼はグリーン・ジャケット(マスターズ優勝)を手にできたんだ」

2位と5打差で迎えた後半で、突如松山が崩れた。11番こそバーディを奪ったが、12番でボギーを喫すると、14番では池に入れてスコアを落とす。さらに15番パー4ではアプローチのミスからダブルボギー。瞬く間に首位から陥落し、1打差を追う立場となった。

だが、そこからが圧巻だった。17番パー4では8メートルのバーディパットを沈めてこん身のガッツポーズ。最終18番でも2打目を2メートル弱につけて、悠々とバーディフィニッシュを決めた。

ダンラップは対照的に17番でボギーを喫し、優勝争いから脱落。松山の大台10勝目をその目で見届けた。「印象的なプレーの数々を最前列で見ることができた。ヒデキはクールだ」。

ダンラップは今年1月に33年ぶりのアマチュア優勝を果たした逸材。7月には「バラクーダ選手権」を制し、史上初の同一シーズンでアマ&プロVを挙げた。その大器から見ても、松山の勝負所での強さは刺激的だったようだ。

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