サウジアラビアの政府系ファンドがバックアップする「LIVゴルフ」は30日、2023年シーズンのスケジュールを正式発表した。全14大会が開催。2月24〜16日にメキシコのカンクン、マヤコバで開幕戦を迎え、最終戦は11月3〜5日、サウジアラビアのジェッタ郊外、ロイヤル・グリーンズG＆CCで行われる。
すでに発表されていた7大会に加え、新たな7大会が発表。米国開催が5大会、今季メジャー初戦「マスターズ」前週の3月31〜4月2日にはフロリダ州オーランド郊外のオレンジカウンティ・ナショナルで「オーランド大会」、5月26〜28日には、ワシントンDCのトランプナショナル・ワシントンDCで「DC大会」が開催。7月7〜9日の「全英オープン」2週前には、昨季開幕戦の会場だったロンドン郊外のセントリオン・クラブで「ロンドン大会」、8月には米ニュージャージー州ベドミンスター、続いてシカゴと昨年開催のコースで行われる。10月20〜22日にトランプ・ナショナル・ドラールで開催される「マイアミ大会」は、今季は最終戦ではなく、最終戦は本拠地サウジアラビアでの開催が実現する。
「初年度は世界中のゴルフファンから『LIVゴルフ』の新しいフォーマットの賞賛を集めた」とCEOのグレッグ・ノーマン（オーストラリア）はコメント。「おかげで今季は素晴らしいコースで新しい大会を開催する。世界のトップ選手の戦いを繰り広げ、LIVゴルフはスポーツの新しい時代へと進んでいる」と自信をみせた。
4人一組の12チーム、48選手で個人戦とチーム戦を戦うLIVゴルフ。キャメロン・スミス（オーストラリア）、ダスティン・ジョンソン、フィル・ミケルソン、ブライソン・デシャンボー、パトリック・リード（すべて米国）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）らメジャーチャンピオンらが参戦している。「12チームのロースターは開幕戦までに発表する」とした。（文・武川玲子=米国在住）
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