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笹生優花のメジャー2勝、渋野日向子の“復活” JLPGAの樋口久子顧問、小林浩美会長が祝福

日本人史上初の海外メジャー2勝目を挙げた笹生優花(右)、単独2位で終えた渋野日向子(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 最終日◇2日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

日本人史上初の海外女子メジャー2勝を挙げた笹生優花、単独2位で終えた渋野日向子に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長、樋口久子顧問も祝福のコメントを寄せた。

1993年の「JAL・ビッグ・アップルクラシック」など米ツアー4勝を挙げている小林は、笹生の優勝に「うれしい! うれしい! うれしい!! うれしくて仕方がありません。全米女子オープン2勝目、誠におめでとうございます」と明るく陽気な言葉で喜びを表した。

続けて「全米女子オープンの1勝目は日本ツアーからの選手として出場して勝ち、メジャー2勝目は米国ツアーで揉まれ、結果が出ずに苦労してきたなかで、いろんな強さを身につけた結果だと感じます。一緒に出場していた日本選手も大きく感化されたに違いありません。今後ますますメジャー含め勝ち星を重ねてください」と祝福した。

1977年の「全米女子プロゴルフ選手権」を含め米ツアー5勝を果たしている樋口は「おめでとうございます。持ち前の飛距離、集中力、パッティング技術など、すべてが際立っていました」と笹生の強みが生かされていたことが勝因のひとつと分析する。

「21年、全米女子オープンの偉業を達成してから勢いがついてもっとタイトルを獲得するだろう、と大きな期待をしながら見守っていた。厳しいコンディションが大きな刺激となって、覚醒したかのように素晴らしいプレーを存分に拝見することができました。本当に強かった」(樋口)と称賛を惜しまない。

渋野は本大会で2020年以来となる予選を通過し4日間を戦い切ると、自己最高位の2位でフィニッシュ。その成績に小林会長は「気持ちよくショットが振れているような感じで、ようやく自分のイメージが出るようになったのだと見えました。もともとパッティングは思い切りが良いので、今週のゴルフで明るい先が見えてきたように感じます。今年、米国本土での優勝が待ち遠しいです」と渋野の“復活”ともいえる結果を賞賛した。

今年は21人の日本勢が出場した。優勝の笹生、2位の渋野をはじめ、6位タイに古江彩佳、9位タイに小祝さくらと初出場の竹田麗央と、トップ10に5人の日本人選手が入った。

「世界のメジャー大会に出場する日本選手が年々増え、優勝争い始め上位入賞する日本選手も増え、本当にうれしくてたまりません。日本ツアーで倍った力を海外のメジャーの舞台でも発揮し、頼もしい限りです。今後も渋野さんや笹生さんに続き、日本ツアーからメジャー優勝者が出る可能性が大きく秘められており、日本ツアーの強さを世界に示してくれたと思います」(小林)

世界の舞台で日本の女子選手が活躍したことに喜びを示し、今後にさらなる期待を寄せた。

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