古江彩佳が振り返る今季メジャー ふたつの「褒めたいところ」

古江彩佳は巻き返して今季メジャー最終戦を終えた(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 最終日◇13日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

ポイントランキング上位を走る古江彩佳は、最終日に3バーディ・1ボギーの「70」でプレーした。前日の「76」を払しょくするようにアンダーでまとめ、「一日ダウンしてしまうのがあるので、上位も最後までいけなかったり」と悔いは残るが、トータルイーブンパーまで戻してメジャー今季最終戦を終えた。

アゲンストの風が吹き距離も長い序盤をパーで切り抜け、前半は1オーバーで折り返し。11番でこの日初バーディを奪うと、13番ではアプロ―チからのチップインで伸ばした。16番を3パットのパーとしたことを「ちょっと悔しかった」と発奮材料にし、17番パー3では169ヤードから6番アイアンでピン1メートルに絡めるショットを繰り出した。

米ツアールーキーだった昨年は、メジャー5戦中3試合で予選落ちを喫したが、2年目の今年はすべての試合で4日間を戦い抜くことができた。「KPMG女子プロゴルフ選手権」では8位タイ、「全米女子オープン」では6位タイと2試合連続でトップ10入りを果たし、「まずは予選通過できて4日間ぜんぶできたのというのは褒めたいところ。メジャーでトップ10も入れたので、そこも褒めたいところ」と、上位にも食いこんだメジャーを振り返る。

「乗り継ぎみたいな感じ」と日本に“一瞬”ストップしながら、1週間のオフを挟み、次戦はカナダの「CPKC女子オープン」(24日開幕)に出場する。「トップ10争いを続けていけるように頑張りたい」と秋の陣を見据えながら、まずはリフレッシュに努める。

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