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コカ・コーラで乾杯! 竹本梨奈が3年ぶりV「プレーオフはワクワクする」【マイナビネクストヒロインツアー】

竹本梨奈がツアー2勝目を飾った(撮影:鈴木祥)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第10戦みちのくコカ・コーラレディース(一日競技)◇26日◇メープルCC(岩手県)◇6328ヤード・パー72>

みちのく決戦の勝負の行方はプレーオフにもつれこみ、竹本梨奈が1ホール目で決着をつけた。2021年第11戦「ACNチャレンジカップ」以来の優勝に、「うれしいです。3年は長かったですね」と笑顔をこぼした。

そのときも“延長戦”を制しての勝利だった。「プレーオフは得意な意識があります。自分が一番ワクワクするような状況だなと思える。緊張よりは楽しいなという気持ちになりますね」。18番パー5で行われたプレーオフでは争った佐藤美優がピンチに陥ったのに対し、竹本は「攻めたプレーができた」とフェアウェイを渡り歩いてバーディチャンスにつけ、そのままゴールテープを切った。

アンダースコアは3人のみという難コースのなかで、ショットの精度を光らせた。「安定していたので悪いところにいかなかった」と、アイアンでチャンスメイクを連発。「打感がすごく良いので、パターやアプローチの感覚がよくなりました。風でも直進性がある」というキャロウェイの最新ボール『クロムツアーX』にも後押しされ、この日最多の5バーディを奪った。

今年のプロテストは1次予選で敗退。海を渡って挑戦した韓国ツアーの外国籍選手向けのQTでは51位で終えた。そして2週間前には“あること”にも初挑戦。プロテストに合格して卒業し、ルーキーとしてツアーを戦う政田夢乃のキャディを務めた。

同級生の政田のプレーはもちろん、同組選手のショット力を目の当たりにして、それらすべてがモチベーションになった。「コースマネジメントを無理せずにやっていく、というのを改めて確認できた。そこが一番大きいかな」。経験をすぐさま結果につなげることができた。

「初めてかもしれない。赤い色が良いですね」というチャンピオンブレザーに身を包んだ。「1勝で満足せずに、残りの試合でも優勝を目指して頑張りたい。どんどん自信につなげたいですね」。最後はコカ・コーラで乾杯。勝利の美酒に酔った。(文・笠井あかり)

※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。24年は14試合が予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などにより決められる。

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