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片山晋呉は7Iを抜いて7Uを入れたけどアナタは!? 160Yを狙う6Iの代わりにロフト26度以上のUTを‼

片山晋呉は7Uにキャロウェイの『パラダイム Aiスモーク』(ロフト31.5度)を採用

先日のレギュラーツアーで片山晋呉が、7番アイアンを抜いて7Uを入れ、話題となった。7Uはキャロウェイの『パラダイム Aiスモーク』(ロフト31.5度)を採用。「一発目から『何これ』っていう最高の球が出て、7番アイアンの代わりはこれだと」と片山は絶賛していた。

今やほとんどのゴルファーがバッグにユーティリティを入れているが、アマチュアに多いのが7W代わりの20~22度と、4・5番アイアン代わりの23~25度の2本。しかし、アマチュアは残り160ヤードから狙える6番アイアン代わりの26度以上のUTを、もっと使うべきだとギアに詳しいティーチングプロ、石井良介は語る。

「アマチュアにとって6番アイアンはグリーンに乗せるのが難しい番手。その理由の1つが球の高さとスピン量が足りずに、グリーンに止まらないことにあります。グリーンに止まるかどうかの目安になるのが落下角度です」

プロの場合、落下角度は40度あれば止まるといわれているが、ヘッドスピード40m/s前後で球の高さとスピン量が確保できないアマチュアは43度以上あったほうがいいという。

「そこで、ドライバーのヘッドスピード40m/s相当でロフト27度のユーティリティと6番アイアンを打つと、ユーティリティは落下角度が4度多く、ランが約10ヤード減少しました。ヘッドスピード40m/sでも十分ボールが止まります。また、ロフトが違うユーティリティで落下角度を比べると、ロフト20~22度は落下角度が40度以下で、止めるよりも飛距離を出す番手、23~25度はヘッドスピードやロフトによって止まるかどうかギリギリのつなぎの番手で、確実に止められるのは26度以上になります」

また、7番アイアンでもなかなかグリーンに乗らない人は、片山のようにロフトが29度以上のユーティリティを使うのもありだ。見栄を捨てて確実性を取れば、確実にスコアアップできる。

【試打リスト】
テーラーメイド Qi10 レスキュー
テーラーメイド Qi10 MAX レスキュー
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE UT
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE HL UT
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX FAST UT
ピン G430 HL ハイブリッド
ダンロップ ゼクシオ 13 ハイブリッド
ダンロップ ゼクシオ エックス ハイブリッド
ブリヂストンゴルフ B2 HT HY
ブリヂストンゴルフ B3 MAX HY 
グローブライド オノフ ユーティリティ ウィングス AKA
グローブライド オノフ ユーティリティウィングス KURO
ヤマハ RMX VD UT
ヤマハ インプレス ドライブスター UT
タイトリスト TSR1 ユーティリティメタル
ミズノ JPX FLI-HI
マジェスティゴルフ マジェスティ プレステジオ13 ハイブリッド
ヨネックス EZONE GT UT
キャスコ UFO AIR UT by POWER TORNADO
フォーティーン UX-002

■試打/解説 石井良介
いしい・りょうすけ/1981年生まれ。トラックマンを利用した理論的な指導が人気のティーチングプロ。最新ギアに精通し、YouTube番組「しだるTV」でのクラブ評価にも定評がある

◇ ◇ ◇

なぜ片山晋呉は7番アイアンを抜いたのか? 関連記事【ウソだろ!? 片山晋呉は7番アイアンも抜いちゃったの? レギュラーで戦うために7Uを投入「最高の球が打てる」】を読めば、その秘密がわかる。

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