ショットの精彩欠いた渋野日向子 パーオンはわずか8回「とりあえず上を向くしかない」

渋野日向子はイーブンパーで初日を終えた(撮影:GettyImages)

<スタンダード・ポートランドクラシック 初日◇14日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6497ヤード・パー72>

アジアシリーズや来季のシード権獲得となるポイントランキング80位以内に向け、上位を狙う渋野日向子は初日、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「72」をマーク。イーブンパーで72位タイ発進となった。

「ショットが最後までボロボロだったので、なかなか…。近くに寄ったところは取れてよかった」とこの日パーオンしたホールはわずか8つ。「アンダーでまわりたかった」と振り返り、悔しさをにじませた。

前半は「1番、2番でいいパーセーブができた」と語る通り、4番までパーを並べた。5番パー5でバーディが先行したが、6番で3パットによるダブルボギー。続く7番パー5では奥から3メートルのパットを沈めてバーディを奪い、イーブンパーで折り返した。

後半は12番でボギーを叩いたものの、13番から1.5メートル、5メートル、7メートルのパットを沈め、3連続バーディで流れを作った。しかし、ショットが寄らず、乗らずで16番と18番をボギーとし、後味の悪いホールアウトとなった。

「3パットもしていますし、締めも悪いので、あまり良い感じではなかった。ボギーもダボも叩こうが、切り替えは早かったけど、結果につながっていない」とこの日の内容を総括。それでも「微妙な距離が入ってくれた」と、苦しい場面でチャンスを生かせたパッティングを評価した。

ラウンド中にはスイングを確認する場面もあり、「気にしすぎたことが多かったので、一旦整理をして明日を迎えたい」。スイングやショットを意識しすぎたことでプレーが散漫になったとし、気持ちを切り替えて2日目に臨む構えだ。

「戦える位置なのかわかんないですけど、とりあえず上を向くしかないんで、頑張ります」。予選通過へ視線を前に向けた。