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地元キャディの“紙対応”は「すごい助かる」 前週V・川崎春花が12位好発進

川崎春花は頼れる地元キャディとともに好発進(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 初日◇22日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

先週の国内女子ツアー「CAT Ladies」を制した川崎春花が、スコットランドでも好調を維持している。初日は3バーディ・2ボギーの「71」をマークし、1アンダー・12位タイの好発進を決めた。

世界ランクの出場資格繰り下がりにより、急きょ手にした全英出場権。昨年もドタバタでの渡英をこなしただけに、強行軍は慣れたもの。ただ、やはりツアー連戦の疲労は蓄積していようで、前日の練習日は体調面を考慮し、ラウンドを回避した。

けさも「鼻声で『体調悪いな~』って」と状態は芳しくなかった。だが、練習ラウンドをセーブをしたことに加えて「外の風がいい感じで、気持ち良かった。いまは元気です」と“聖地”の風により復調。序盤~中盤にかけてはその風に苦しめられたが、比較的おだやかになった終盤に3バーディを奪い、上々のスタートを決めた。

キャディの“紙対応”にも感謝しきりだ。今大会はセント・アンドリュースを知り尽くす地元キャディとタッグを組んでいるが、川崎に伝わりやすいよう、紙に狙い所を書いて教えてくれている。

「きょうはティが前に出たりしていたので、(紙に)書いて教えてくれた。風の方向も合っていたので、すごい助けられました」。生き字引のアドバイスが難コース攻略の指針になっている。

それでも「キャディさんに言われたターゲットが『違うな』と思ったときは、お互いに相談しながら。自分の意見をしっかり持ってプレーできたと思います」と、慣れない海外でも芯がぶれることはない。「2日目も風が強いと思うので、あすからも目の前の一打に集中するように、引き続き頑張ります」。今季日本ツアー3勝の21歳が、好位置での決勝進出へ力を込めた。

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