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“自称”アイドルが3差快勝 菅沼菜々「ショットもパットも全部良かった」

菅沼菜々が快勝で今シーズン2つめのタイトルをつかんだ(撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇22日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>

JLPGAの“アイドル”がコースで舞った。3バーディ・1ボギーの「70」でトータル14アンダーまで伸ばした菅沼菜々が、後続に3打差をつける快勝で今季2勝目。優勝賞金3600万円を獲得した。

危なげなかった。前半では伸ばしあぐねるライバルたちを尻目に、2バーディ・ボギーなし。単独首位でハーフターンすると、後半はイーブンで首位を堅守。難易度の高い最終18番パー4をきっちりとパーで締めると、持ち前の笑顔でファンの声援に応えた。

優勝スピーチでは、「先週は予選落ちで、調子が良くない中で迎えたんですけど、練習日に調子が上がって、今週はショットもパットも全部良かった。勝つことができて本当にうれしいです」と、自身初の4日間大会での勝利を喜んだ。

表彰式終了後には、今大会をもってツアー引退となるイ・ボミ(韓国)のセレモニーが行われた。“スマイル・キャンディ”の愛称で親しまれたボミの後継者として、愛嬌と笑顔を振りまく菅沼の名前も挙がっていることについては、「それは申し訳ないです。私は“自称”アイドルなので」と本人は謙遜(けんそん)する。だが、今シーズンのブレークですっかりその知名度も上がった。“自称”ではなく、自他ともに認めるアイドルを目指して突き進んでいく。

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