やさしい10Kで9勝目、ネリー・コルダは、テーラーメイドの何を使ってる?【WITB】
<LPGAドライブオン選手権 最終日◇28日◇ブレーデントンCC(フロリダ州)◇6557ヤード・パー71>
米国女子ツアー「ドライブオン選手権」は、地元ブレーデントン出身のネリー・コルダ(米国)がトータル11アンダーの首位に並んだリディア・コ(ニュージーランド)をプレーオフ2ホール目で破り、ツアー通算9勝目を挙げた。
契約する米国テーラーメイドもネリーの勝利を祝福し、その【10K】のドライバー詳細スペックを含めたツアーレポートを公開、昨年6月のフィッティングプロセスをこう明かす。
「ネリーの『Qi10 MAX』ドライバーのテストプロセスは昨年6月に遡り、テーラーメイドのツアー担当者が『Qi10』ファミリーのテストを開始するためネリーを訪問した時に始まりました。ネリーの1Wフィッティングに関しては、絶対に必要なことが1つあります。それは、ボールがドローして左に落ちることが見えなければならないこと。ネリーは最初の数回のスイングで、右から左への飛行を正確に実現するために作られた『Qi10 MAX』のヘッドでまさにそれを実感しました。『Qi10 MAX』がまさに彼女が探し求めていたものでした。
約1か月後、ツアーチームはネリーとさらに詳細なテストを行い、彼女の三菱『ディアマナGT 60S』シャフトを調整しました。チームは彼女のシャフトにティッピング(先端カット)調整を加え、ネリーが少し簡単に開閉し、彼女が求めていたコントロールを実現できるようにしました。また、スピンを下げてドローをさらに促進するために、『Qi10 MAX』ヘッドのバックウェイトをより軽く調整しました。全体として、ネリーに最適なビルドを見つけるには、6月にテストしたオリジナルのヘッドを2~3回調整を繰り返しました」(同社広報)
また、彼女が使用する『TP5x』ボールに関しても、ツアー担当者のライアン・レッサ氏がフィッティングの内幕をこう明かしている。
「ネリーは特に1Wでスピンを抑えようとしていたので、9月にいくつかテストを行いました。彼女の1Wとアイアンで『TP5x』の利点がわかり、スピンが数百回転低下しました。次に、グリーン周りのチップショットで打ち出しが少し低くなり、『TP5』より『TP5x』の方がグリーン周りでより多くのスピンを生み出し、好みの弾道をより正確に確認して以来、彼女はボールに満足しています」
【ネリー・コルダの同社使用ギア】
1W:Qi10 MAXドライバー
(表示10.5/リアル10°ディアマナGT 60S 45㌅ 3/16㌅カット D1.5 可変スリーブ:スタンダード Tour Velvet 58RD下巻き1重)
3,7W:ステルス2フェアウェイ(15.0&21.0°)
5I:P770アイアン、6I~PW:P7MCアイアン
A,SW:MG4ウェッジ(50° SB、54° SB)
BALL:TP5xゴルフボール
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