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男子ツアーで流行中! シャフトが折れ曲がったアイアンの効果とは

重永亜斗夢は練習日、シャフトが折れ曲がったアイアンをバッグに入れている(撮影:ALBA)

男子ツアーの練習日、シャフトが折れ曲がったアイアンを打つ重永亜斗夢を発見。それを見た竹谷佳孝も「ちょっとアトムのやつ、曲がりすぎてない?」なんて会話をしている。重永や竹谷のほか、出水田大二郎や香妻陣一朗といった男子プロのバッグにも入っているこのアイアン。いったいどんな目的で使うの?

実はこれ『ハンドファーストトレーナー』という練習器具で、その名の通り、ハンドファーストに打てるようになるというもの。プロドラコン選手の山崎泰宏が考案し、親交がある男子プロや女子プロに提供している。特徴は何といっても折れ曲がったシャフト。構えてみると、ヘッドに向かって途中でシャフトが右に曲がり、それからすぐに左に曲がって、グリップ側のシャフトとヘッド側のシャフトは平行になっている。
 
3カ月前からバッグに入れているという重永は「インパクトで体が左に突っ込んだり、右に残ると上手く当たらない。ミスに対してけっこうシビア。球が捻れやすいんです。軸を動かさずにハンドファーストに打つと、普通に打てます」と話す。実際に打ってもらうと、きれいなボールが飛んでいく。「当たったときの感触はめちゃくちゃ気持ちいい。それがすごい」。
 
ツアープロでも連戦が続くと、スイングに微妙なズレが生じていく。『ハンドファーストトレーナー』は、トップしたり曲がったりとミスが顕著に出ることから、その変化に気づきやすくなる。「これやったあとに普通のアイアンで打つといいんですよ。体の使い方が良くなる」と重永は効果を実感。日々の練習に欠かせない存在となっている。アイアンでハンドファーストに打てず、アーリーリリース気味で、ボールがアゲインストに弱いなんてゴルファーにも役立ちそうだ。

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