
【ティを使わずドライバーショット】直ドラの打ち方、メリット、直ドラに適したシチュエーション徹底解説
3.直ドラを練習することによる3つの効果とは?
直ドラの練習をすると、直ドラが上手くなるのはもちろん、他のクラブでのスイングも確実に上達します。直ドラの練習をすることによる効果を順に解説します。
【1】あおり打ちやダフリのミスが減る
直ドラの練習は、特にあおり打ちやダフリのミスを減らしたいゴルファーには効果的です。ドライバーのロフトは一般的に9〜11度。ボールを上げようとする動きが入るとアッパー軌道になり、ダフリにつながります。
直ドラの練習をすることで、ボールに対する適切な入射角(ヘッドが下りてくる角度)でインパクトする技術が高まります。入射角が安定すると、ボールの高さが一定になり、狙ったところに打てる確率を高められます。
【2】フェアウェイウッドが楽に打てる
ドライバーはフェアウェイウッドよりも長く、ロフトが立っています。そのため、直ドラの練習を繰り返すことで、フェアウェイウッドでショットする時に、楽に打てるにように感じられるでしょう。
特に、入射角がフラットになることで、ボールをよりクリーンにコンタクトでき、ミート率が向上します。フェアウェイウッドでボールを楽にロフト通りの高さが打てるようになり、適正なスピン量により飛距離が伸びるといった効果が得られるはずです。
【3】正しい体重移動が身につく
直ドラの練習は正しい体重移動の習得に非常に役立ちます。スエー(体が横に大きく動くこと)が発生すると、ボールを綺麗にインパクトするのが難しくなりがちです。直ドラを通じて体の回転を意識することで、軸がブレにくくなり、スイング中の体重移動が安定します。
体重移動が両足内でできるようになると、スエーする動きが小さくなります。無駄な左右の体の動きを減らし、効率の良いインパクトが可能になり、ドライバーだけでなく他のクラブのショット精度向上に役立つはずです。
4.直ドラのコツと練習方法
直ドラが上手に打つためのコツと練習方法を紹介します。直ドラの打ち方がわかると練習や実践でも使えるようになり、戦略の幅が広がり、ドライバーだけでなくフェアウェイウッドやアイアンショットの精度向上に役立つはずです。
直ドラの構え方のコツ
直ドラは通常のドライバーショットと比較して、ロフトが少なく、クラブの長さが長いため、ボールをつかまえにくく、その結果スライスが出やすくなります。この問題を軽減するためには、打ち方にいくつかの調整が必要です。まず、ターゲットよりもやや左を向いて構えることが大切です。打つ前からスライスによって右に曲がるのを考慮しておきます。
ボール位置については、通常のティアップしたドライバーショットよりもやや右寄り、つまりスタンスの内側に置くことがポイントです。このボール位置で打つことで、スイング軌道の最下点がボールのところにくるためインパクトがしやすくなります。
アドレスから調整を施すことで、地面から打つショットでも芯でボールを捉え、方向性と飛距離も計算しながら、直ドラが打てるようになります。
直ドラの練習方法
直ドラの練習をする前に、通常のティアップしたドライバーショットよりも少しティの高さを低くしてみましょう。低いティでもドライバーで芯を捉えることができ、打つことに慣れてきたら、さらにティを低くします。繰り返し、ティの高さを低くしていき、力みなく打てるように繰り返し練習します。
最後はティアップせず普段のドライバーショットよりもボール位置を少し右足寄りに置いて振り抜いていきます。ドスンとマットを打つことなくボールを払い打てるようになると、直ドラで打てるようになっています。
5.直ドラのデメリットと注意点
直ドラは通常のティアップをしたドライバーショットに比べて難易度が高く、いくつかのデメリットと注意が必要です。
第一に、地面から直接打つため、ダフりやすく、ミスショットのリスクが増加。ボールの飛距離や方向性が不安定になる可能性があります。
また、普段とは異なったスイングをしたために、予期せぬ球筋が出てしまうこともあります。さらに、地面の状態に左右されるため、湿ったり荒れたりしたフェアウェイでは特にショットが難しくなります。
6.まとめ
直ドラは、ティを使用せずに地面から直接ボールを打つショットであり、コース上で打つ際は高いスキルが要求されます。直ドラは特定のシチュエーションでのみ打てるショットであり、状況を正確に判断して適切なタイミングで使用することが重要だと覚えておきましょう。
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