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米国ツアーNo.1飛ばし屋も出場 米国女子予選会で吉田優利、西郷真央、馬場咲希のライバルになる選手は?

強力なライバル達が最終予選会に出場する。左上から時計回りに、ポリー・マック、ナタクリッタ・ボンタベーラプ、ヤーリミ・ノー、ミナ・ハリガエ(撮影:GettyImages)

<Qシリーズ(米国女子ツアー最終予選会) 事前情報◇29日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

現地時間30日から始まる来季の米国ツアー出場権を争う最終予選会。日本からは吉田優利、西郷真央、プロテストに合格したばかりの馬場咲希が出場する。日本のメジャー覇者、通算6勝の実力者、そして昨年の「全米女子アマ」優勝者というメンツが、米国行きをかけて6日間、108ホールの長丁場を戦う。では、そのライバルたちはどんな顔ぶれなのだろうか?

今回の最終予選会には104人が出場。馬場と同じく2次予選会を勝ち抜いた選手や、米国女子ツアーのポイントランキング101位以下、下部のエプソンツアーランキング11位以下、欧州女子ツアーのポイントランキング上位者、世界ランキング上位者らがエントリーしている。

例えば、米女子ポイントランク101位のミナ・ハリガエ(米国)もそのひとりだ。2022年の「全米女子オープン」で2位になった34歳は、今季予選落ちが12試合で、トップ10はおろかトップ20もゼロと苦戦。19年以来となるシード落ちを喫した。父親がすし職人の日系選手は、ここから再浮上を狙っていく。

また14年にパインハーストNo.2で開催された全米女子オープン予選会を、11歳8カ月19日の最年少記録で突破したルーシー・リー(米国)や、19年に日本ツアー「デサントレディース東海クラシック」にも出場したヤーリミ・ノー(米国)の姿も。このほかには、飛距離300ヤードを誇り、そこから“SIM300”の愛称を持つナタクリッタ・ボンタベーラプ(タイ)や、今年、ドライビングディスタンスで281.75ヤードのツアー1位に輝いたポリー・マック(ドイツ)という飛ばし屋も名を連ねた。

16年にオーストラリア代表としてリオ五輪にも出場したスヒョン・オーや、ツアー優勝経験者のアニー・パーク、クリスティーナ・キム、シドニー・クラントン(いずれも米国)、17年には日本のステップ・アップ・ツアーで優勝しているチャン・ウェイウェイ(中国)も、ここで出場権を争う選手だ。

また19年に日本のプロテストに合格している劉依一(中国)も、今季のエプソンツアーからその舞台を上げようとしている。もちろんこれはごく一部の選手たち。こんな多くのライバルたちとともに、日本勢3人は、来季前半戦でほぼすべての試合に出られる20位以内を目指していく。

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