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結果は2打差も「知らなかった」 古江彩佳は自分に集中ゴルフで4位

高層ビルを望むコースで行われた新規大会でも好成績を残した(撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 最終日◇4日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

今年3度目のクラブハウスリーダーだった。古江彩佳は17番でバーディ、最終ホールでバンカーからパーセーブに成功し、3つ伸ばしトータル7アンダーでホールアウト。プレーが終了した選手の最上位で4日間を終えた。

後続を捉えることはできなかったが、先週のマッチプレー2位に続くトップ5(4位タイ)。「ボギーを叩きそうなところが多かったけど、最後まで集中してできた。いい上がり方ができて、よかったです」と、にこやかにこの2週間を振り返る。

結果的には優勝も見える位置だったとはいえ、古江の意識はそこにはなかった。「まったく気にしていなかった。18番に来て気づきました」。風が吹く難コース。そこだけに神経を集めて、自分のプレーに徹した。

1オン可能な16番パー4では果敢にドライバーでティショット。惜しくもグリーン右の池に落ちたが、ここをパーで切り抜けた。最終ホールでは背丈より高いバンカーでスタンスもまともにとれない場所から4メートルに寄せ、これを決める。粘りと攻めの姿勢は実に古江らしいプレーだ。

新規の今大会はみずほグループがスポンサー。「日本の企業さんということで日本人としてしっかり頑張りたいと思っていた。上位で終われてうれしい」。日本代表の自覚と、好調をもって、次戦へと向かう。(文・高桑均)

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