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バンカーの状況別違い、わかりますか? 【傾斜、目玉、アゴ、砂質、距離】状況別バンカーショットの打ち方を徹底解説

3.バンカーショットの距離の打ち分け

ボールを直接打たないバンカーショット(エクスプロージョンショット)の最大飛距離は、キャリーで男子プロで30~40ヤード、女子プロで30ヤード程度。つまり、30ヤード以上は、通常のバンカーショットでは届かないということです。

ここでは、バンカーショットの距離の打ち分け方と、30ヤード以上の打ち方を紹介します。

10~30ヤード

エクスプロージョンショットで打てる30ヤードまでの距離は、振り幅ではなくアドレス時の体とボールとの距離を変えることで打ち分けます。

例えば、10ヤードを打つときはボールから離れて立ち、スタンスを広げて腰を落として、重心を落として構えます。そうすればフラットなスイング軌道になり、ボールが高く上がり、飛距離が抑えられます。

一方、距離を出したいときは、ボールの近くに立ち、スタンスを狭めにして構え、重心位置も高くします。そうすることで、アップライトなスイング軌道になり、ヘッドを上から入れてボールの手前の砂を強く叩けます。また、体重移動が使えるようになるので、ボールを遠くに飛ばせるようになります。

くわえて、ボールを右足寄りに置けば、砂が薄く取れて飛距離が出て、左足寄りに置くと、砂が多めに取れて飛距離が落ちるということも覚えておくといいでしょう。

30ヤード以上

SWでのエクスプロージョンショットでは届かない距離の場合の打ち方は、2通りあります。

1つは、SWではなく、AWやPWで打つという方法です。打ち方は通常のエクスプロージョンショットと同じ。ロフトとクラブの長さを利用して距離を出すだけなので、簡単かつ確実です。

実際に大半の女子プロはこの方法を採用していて、某女子プロの場合、25ヤードまでは56度のSW、25~35ヤードは49度のPW、40~50ヤードは9番Iを目安にしているそうです。

もう1つの方法は、SWのままで、砂を薄く取って距離を出す方法です。これは一歩間違えるとホームランになってしまうなど、高度なテクニックが必要なので、アマチュアにはあまりオススメできません。

4.まとめ

アマチュアゴルファーの多くがバンカーショットを苦手にしているのは、バンカー練習をする機会が少ないというのが一番の理由だと思いますが、状況別の基本的な打ち方を覚えておくと、実際のコースでもパニックになることがなくなると思います。

ぜひ、それぞれの対処法を頭に入れて、本番に臨んでください。バンカーに対する苦手意識が確実に薄れると思います。

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