後藤未有は「まあまあ」の7位発進 目標の最終戦出場へ上昇気流

後藤未有は今大会、最終戦出場に向けての大事な一戦となる(撮影:福田文平)

<伊藤園レディス 初日◇10日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
 
後藤未有が6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、7位タイの好発進を決めた。前回出場した「樋口久子 三菱電機レディス」でも6位タイと上位フィニッシュを果たしており、上昇気流に乗っている。

「まあまあでした」と、一日を淡々と振り返った。「悪い部分がなくなった」とパッティングのミスが減ったこと、100ヤード以内のショットの精度が上向いたことが好スコアに繋がった。それでも全体的な調子が上がったわけではない。あくまで悪い部分が出なかっただけで、手ごたえ十分なラウンドではなかったようだ。それでも上位に顔を出す底力を見せた後藤は、シード権の“先”にある最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場に並々ならぬ思いを持っている。
 
後藤は福岡県出身。最終戦は同じ九州の宮崎カントリークラブで行われるとあって、是が非でも出たい大会だ。昨年も出場を目指して奮闘したが、惜しくも出場ラインに届かず。初参戦はならなかった。

今年こそリベンジに燃える後藤は、現在メルセデス・ランキング43位。最終戦の出場条件は、人数が40人に達するまでのメルセデス・ランキング上位者(大会開催前週まで)に入ることが必須であり、今大会は正念場となる。「残り2試合でどう頑張って宮崎に行くか。それだけを考えて練習してました」と宮崎に向けて猛特訓している。三菱電機レディスからいい流れで来ているだけに、昨年の悔しい思いを晴らしたい。

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