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1差6アンダー発進! 女王・山下美夢有が全米女子OP予選落ちで学んだこと

山下美夢有(撮影:上山敬太)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇20日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6540 ヤード・パー72>
 
昨季の年間女王で、今季もすでに4勝を挙げて年間ポイントランキングのトップを疾走する山下美夢有が、首位に1打差の6アンダー・3位タイで初日を終えた。インスタートの前半にふたつのボギーを叩くも、3バーディで1つ伸ばして折り返すと、後半は5バーディ・ボギーなしの圧巻のゴルフを見せ、一気にリーダーボードを駆け上がった。

「ショットが安定していました。前半はグリーンでタッチが合っていませんでしたが、18番のチャンスで入ってくれて、流れをつくれました」と山下。18番は435ヤードの長いパー4、残り181ヤードのセカンドショットを4番ユーティリティで打って、ピン3メートルにつけてのバーディだった。
 
まさかの予選落ちに終わった2週前の「全米女子オープン」。そこで学んだことは、今大会で生かされた。「どのコースに行っても、ショットの精度を高めないと戦えないということがわかりました。全米女子オープンでは曲がっていました」。
 
世界屈指の名コース、ペブルビーチGL特有の海風の影響はあったが、それ以上に「狙った方向に打てていませんでした」と自分のショットを冷静に見つめた。
 
「自分の思ったとおりの球が打てているかどうかが大事」。確かにそうである。狙いどおりに打てていなければ、マネジメントもままならない。それがゴルフなのだ。山下は改めて、ショットの精度の高さが世界で戦っていく上で必要だということを実感したのだった。
 
「大事なのはリズムとセットアップ」だとゴルフの基本を口にしたが、帰国後に綿密な調整を密かに重ねたに違いない。それがこの日の結果に結びついたのだ。
 
今大会終了後、海外メジャーの「アムンディ・エビアン選手権」(7月27~30日)、「AIG女子オープン」(全英、8月10日~13日)出場に向けて渡欧する。今大会では「それも視野に入れて戦っています」という。とはいえ今大会をないがしろにしているわけではない。「出る試合は、すべて優勝を目標にやっています。もちろん海外メジャーでも結果を出したいと思っています」ときっぱり言い切る。
 
国内での優勝が大きな経験になり、それが海外メジャーでの成績に結びつくのだ。目の前のことを真摯にやり続ける。それは今立ち向かっている試合であるし、プレー中に打つ目の前の一打でもある。そのことを山下は言っているのだ。
 
残り3日間、山下の強いゴルフは勢いをゆるめることはないだろう。最終日の結果が楽しみだ。(文・河合昌浩)

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