
PING主催の試打イベントでアマチュアのリアルな声を調査
“美キャビティ”をキャッチフレーズに、9月4日(木)に発売を控えているPINGの新製品アイアンが『i240』だ。
世界のツアーで勝利を積み上げた名器『i230』の後継機種になるが、『i240』では従来モデルとは違った大きなコンセプトの転換が図られている。それはアスリートライクでシャープな「顔」をキープしたまま、大型ヘッドに匹敵する寛容性、やさしさを徹底追求したことだ。
『i230』はPING契約プロの金谷拓実を筆頭に、多くのツアー選手が使用した上級者向けのイメージの強いモデルだった。一方で最新の『i240』はヘッド構造を大きく見直し、最新テクノロジーを惜しげなく注入することで、初・中級者から上級者まで幅広いレベルのゴルファーが性能を実感できるモデルへと進化している。
その証拠に、PINGが全国各地の練習場で実施している「フィッティングイベント」、「試打会」では『i240』の試打を希望するゴルファーが激増。実際に打って、性能に惚れ込み、すでに購入を決めた人も多いという。
『i240』の何が、アマチュアゴルファーの心を惹き付けるのか。今回はPINGが主催する「試打会」に参加したゴルファーのリアルな声を調査した。
「シャープなのに構えたときの安心感がある」
『i240』について、多くのゴルファーが口を揃えたのは構えたときの「顔」の良さだ。
「『i240』は見た目もカッコ良く、事前に情報を調べて評判が良さそうだったので、一度試してみたいと考えていました。最初に構えたときは今、使っているアイアンよりもフェース長が短めで少しプレッシャーを感じましたが、何球か打つと普通に当たってくれるので不安は払拭されました。クラブを選ぶときはカッコよさを重視したくなります。『i240』はカッコよさがありつつ、見た目以上のやさしさもあるのが良いですね」(近藤直弥さん 平均スコア95 平均飛距離250ヤード)
「PINGのアイアンはずっと好きで、これまで2モデル使いました。今回の『i240』は構えたときの安心感が強いですね。大きいヘッドはボールが小さく見えるのが嫌で、あまり好きではありません。その点、『i240』は絶妙なサイズ感で、ボールが大きく見えて、いかにも芯に当たりそうです。安心して構えられますね。7番で日本標準ロフトが31.5度と聞きましたが、打つとすごく球が上がりますし、これならグリーンに止まる球が打てますよね。高さと顔の良さを両立したクラブはなかなかないので、『i240』はかなり良い感じです」(青山シゲルさん 平均スコア85 平均飛距離250ヤード)
『i240』のヘッドサイズは、前作『i230』とほぼ同等で、コンパクトかつシャープな顔に設計されている。その上で、構えたときの安心感を向上させるためにフェース面上の溝の本数を前作の18本から13本に減らすという変更を加えている(7番アイアンの場合)。溝を減らすことでフェースが大きく見える効果があり、シャープなヘッドながらも安心感が向上しているという。
「構えたときに適度な厚みがあって、安定しそうな感じがあります」(48歳男性 平均スコア100 平均飛距離260ヤード)
「フェースの溝が少ないせいか、不思議と構えやすく感じました。『i230』をずっと使っていますが、さらに構えやすく進化していますね」(54歳男性 平均スコア86 平均飛距離230ヤード)
『i240』の「顔」については、“シャープで構えやすくて安心感もある”というのが大多数の評価だった。ただヘッドを小さくするのではなく、溝の本数や全体の細かなフォルムを微調整することで構えやすさを徹底追求したことも『i240』が人気になっている理由の一つと言えそうだ。
「つかまりが良くてミスしたときの曲がりが少ない」
顔の良さと同じくらい多くのアマチュアゴルファーが評価していたのが「やさしさ」だ。
「たまに競技に出ているので、ミスに強いアイアンが欲しいと考えていました。『i240』が試打会で打てると聞いて試してみましたが、かなりやさしいですね。今まで使っていたアイアンは右に吹かしたらすごく飛距離をロスして、グリーンのはるか手前に落ちていました。競技だとこのミスがかなりしんどいんです。でも、『i240』はつかまりが良いので、右ペラが出にくいですし、芯を外してもしっかり飛距離が出てくれました。ミスしても曲がり幅が半分以下になる印象ですし、これはコースで使ったら武器になりそうです」(キタジマさん 平均スコア89 平均飛距離250ヤード)
「『i240』はまずカッコいいし、それにすごく打ちやすいです。試打をしていて何回かダフりましたが、それでも真っすぐ飛んで、距離も出ていました。ミスに対する寛容性をすごく感じましたね。ボールが上がりやすい点も良かったです。私はあまり飛距離が出ないので、基本的にはウッドで距離を稼いで100ヤード以内をアイアンで寄せるというプレーをしています。でも、実際には120から150ヤードの距離が残ることもありますので、『i240』のように上の番手でも高いボールで飛ばせるのは魅力的です」(山田貞昭さん 平均スコア91 平均飛距離200ヤード)
『i240』がシャープな見た目にも関わらずやさしい秘密は、バックフェースに採用された新しいヘッド構造にある。
まずは、新しいデザインが特徴的な「新バッジ構造」が挙げられる。上部を軽量なカーボンにすることで、ヘッドの低重心化を進め、7番でロフト角31.5度というパワースペックでも、楽にボールが上がる。さらに、ヘッド下部の最適な位置に「CTP」、トゥ側に高比重ウェイトを搭載した「新キャビティ構造」によって深低重心化し、ヘッド全体の慣性モーメントを大型ヘッド並みに高めることに成功している。
この『i240』のヘッド構造はミスヒットへの強さやボールの上がりやすさといった性能だけでなく、打感などフィーリングの良さにもつながっている。
「今、使っているものに比べて、打感が相当やわらかく感じました。飛距離もしっかり出るし、やさしさもありますね。芯を外しても、打感がやわらかくて気持ちいいままでした。変に硬くならないのがいいです」(48歳男性 平均スコア100 平均飛距離260ヤード)
やさしさとカッコよさの究極のバランスを追求し、インパクト時のフィーリングもツアーモデル並みのハイレベルを実現。まさにアマチュアゴルファーがアイアンに求める性能を高い次元で具現化したモデルが『i240』なのだ。だからこそ、多くのゴルファーがその性能に魅力を感じ、惹き寄せられるのだ。
『i240』では豊富なカスタムシャフトが選べることもメリット
PINGが主催する「試打会」では、アイアンでも独自のスリーブを利用して、さまざまなシャフトを試すことができる。会場によっては、事前予約制でPINGフィッティングスペシャリストによるフィッティングを受けることができ、気になるクラブを細かくスペック調整しながらテストすることが可能となっている。
※通常「試打会」でのフィッティング予約は行っておりません。限られたイベントのみとなりますのでご注意くださいませ。
今回取材を行ったゴルフクラブイースタンでも、上記のような「フィッティングイベント」が開催されていた。前出の近藤さんは、事前予約をした上で1時間1枠のフィッティングを受けたのだが、細かなスペック調整による弾道の変化にも驚いたという。
「アイアンで左に曲がるチーピンに悩んでいたこともあって、『i240』を試しつつ、フィッティングも受けてみたいと思って、事前予約をしました。フィッターさんと話して、クラブ長を短く、ライ角をフラットに調整したクラブを打ってみましたが、振り心地も弾道も大きく変わりました。こういう調整は初めてだったので、こんな風に変わるのかと衝撃でしたね。フィッティングの内容もしっかりPINGとしての形ができている印象で、再現性が高く感じられたので、すごく信頼できます」
フィッティングを受けたアマチュアゴルファーの声を聞く中で発見したのは、『i240』がリリースされるに当たって、PINGが取り扱うカスタムシャフトの種類が増えたことだ。
PINGのクラブは純正シャフトの種類が豊富で、それだけでもかなりの選択肢がある。それに加えて『i240』からは大手シャフトメーカーのカスタムカーボンシャフトの選択肢も広がっており、より自分に合った最高のアイアンが手にできる環境が整ったと言える。
アイアンはラウンドにおいて使用回数が多く、ラフや傾斜など、打つライもさまざまだ。それだけに構えやすくて安心感のある「顔」やミスヒットへの強さ、ボールの上がりやすさといった性能はどれも欠かせない要素になる。
コンパクトでもミスヒットに強く、しっかり高いボールが打てる『i240』はスコアを作る上で大きな武器になることは間違いない。だからこそ、見た目にも、スコアにもこだわるアマチュアゴルファーが『i240』に引き寄せられ、その性能に高い満足感を得ているのだ。
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i240 アイアン│CLUB PING【PINGオフィシャルサイト】
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試打・フィッティングイベント情報│CLUB PING【PINGオフィシャルサイト】
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取材協力/ゴルフクラブイースタン 撮影/山上 忠 構成/田辺直喜
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