「とてもガッカリだ」反LIV派のマキロイがラームの“LIVゴルフ“移籍に落胆
強く噂されていたジョン・ラーム(スペイン)がついにLIVゴルフ入りを正式発表した。このゴルフ界の衝撃のニュースに、反・LIVゴルフ派の急先鋒で、今年の「ライダーカップ」でチームメイトだったローリー・マキロイ(北アイルランド)が英国メディア「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じ、今の心境を語った。
「ジョンがLIVゴルフに行くことになってとてもガッカリだ。彼は素晴らしく、才能あふれる選手だったのに…」と素直な心境を告白。「毎週、彼と対戦できないのは寂しいよ。彼は才能にあふれ、粘り強くて、ライダーカップでは最高のチームメイトだった。でも、私が気づいたことは、自分にとってベストだと思う決断をした人を批判することはできないということだ」とラームの決断を尊重する意見を示した。
一方、この移籍でマキロイが危惧しているのは、PGAツアーとLIVゴルフの二極化が進み、ゴルフ界が“分断”されてしまうのではないかということだ。「メジャーはすでに大きな大会になっているが、私が恐れているのは、このままではベストプレーヤーたちが年に4回しか集まらなくなってしまうということだ。私にとっては、最高のゴルファーがひとつの傘の下にいることが最善の道だと思う」と意見を述べた。
そして、マキロイは欧州選抜と米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」にも言及。セルヒオ・ガルシア(スペイン)、イアン・ポールター(イングランド)らが、LIVゴルフへの移籍を理由に、2023年大会への出場は見送られたが、マキロイは今回のラームの移籍が、次回大会のライダーカップ出場資格を変更する必要性が出てきたと話す。
「ジョンを次のライダーカップでもメンバーにしたい。この決定により、DPワールド(欧州)ツアーはライダーカップ出場資格のルールを書き直さなければならなくなるだろう」と話した。
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