生後4カ月の愛息が「頑張る力になっている」 香妻陣一朗は5アンダー好発進
<ANAオープン 初日◇14日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>
香妻陣一朗が6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、首位と2打差の5アンダー・2位タイでフィニッシュ。午後3時6分にコースコンディション不良で競技順延となったため暫定ではあるが、今季最上位の好スタートに笑みを見せた。
「調子はそんなに良くない感じですが、最近のなかではパットが入ってくれました。今年はずっとパットに悩んでいて、きょうはリズムだけ気をつけて回った結果です」と話し、リズムを安定させるために「テークバックが上がらなくなっていたので、そこを気をつけていました」と続けた。
今季はこれまで13試合に出場。決勝には9度コマを進めたが、トップ10フィニッシュは一度もない。フェアウェイキープ率は45.7%で全体108位、パーオン率は62.6%で83位と、とりわけショットの精度に苦しんでいる。
実は、そんな香妻を小さな手で押してくれる存在がいる。それは今年5月11日に生まれた生後4カ月の愛息だ。今週は愛妻であるモデルの武井玲奈さんと一緒に3人で北海道入りをしているという。
「いつも家に帰って顔を見れば頑張ろうと思えるし、息子の存在が頑張る力になっています」と話したように、父になったことが香妻の意識を変えたのは疑いようもない。人は家族とともに成長してゆくものなのだから。
愛息の笑顔がある限り、さらに発奮して好結果に結びつけてくるだろう。(文・河合昌浩)
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