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悔しいウェイティングから1年 岩井明愛は姉妹そろっての全米女子OP出場へ向け気負わず、がむしゃらに

姉妹そろっての全米女子OP出場へ。メジャー獲りで一気に目標へ近づきたい。(撮影:上山敬太)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

「昨年は出たくても出られない状況だったので、今年は試合に出られること自体がうれしい。同大会のイメージ? ウェイティング(笑)。初めてウェイティングで来た試合だったので、みんな試合に出られてていいな、というのが思い出です。だから、出場できるのがうれしいし、予選通過を目指して頑張りたいと思います」

謙虚に語ったのは岩井ツインズの一人、岩井明愛。確かに昨年はQTランキング70位に終わり、同大会も結局は出場がかなわなかっただけに本音なのは間違いないが、今年はシード選手として、しかも4月の「KKT杯バンテリンレディス」でうれしい初優勝を飾ったことで、違う感情も湧き出てくる。

「ゴルフの調子は悪くないんですけど、優勝してから思いどおりにいかないというか。ショットも優勝してから全然悪くないですし、パターも全然悪くはない。ミスショットしたときくらいですかね、思いどおりにいかない部分は」。

遠くから見ていたステージで、今年は主役の一人。優勝したことで、いっそうゴルフへの向き合い方が変わったからこその悩みだろう。

もう一つ、明愛の心をかきたてるものがある。妹の岩井千怜が「全米女子オープン」出場権をゲット(世界ランク75位タイまでの資格)したことだ。

「二人そろって出たいので、日本予選も受けますし(5月29日)、前の週までにポイントを取って順位を上げていかないとな、という気持ちでいます」。予選会突破以外にも、7月3日時点で世界ランク上位75位タイまでの資格も残っている。岩井明愛は現在88位だ。「今週はポイントが大きい? 気にせず、がむしゃらに頑張りたい」。

姉妹二人そろっての出場に向けて、カギと見ている13番パー3を筆頭に念入りなコースチェックを行った。

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