櫻井心那、14本は不変 ポイントは「拭いたら滑らなくなるし色がかわいい」グリップ【勝者のギア】
<富士通レディース 最終日◇15日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6697ヤード・パー72>
「富士通レディース」の最終ラウンドは、大雨の影響により午前10時54分に中止が決定。競技は36ホール短縮競技となり、第2ラウンドを終えてトータル12アンダーの単独首位に立っていた櫻井心那(19)の今季4勝目が決まった。10代での4勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目。「一番活躍したのはパターです。入ってくれましたね」と、櫻井は勝因を挙げる。
「印象に残っているのは16番パー5のバーディパット。左上5メートルくらいからの結構難しいラインで、強すぎたら過ぎちゃう感じだったんですけど、ジャストタッチで読み切って入りました。それと18番。『これを決められれば』というパットを決められたので、この2つは良かったです。パターで大事にしているのは転がり。ボールの線を合わせて、真っすぐ順回転で転がすように意識していてボールの位置は結構左目に置きます。両足を開いてから、方向を微調整することが多いですね」(櫻井)
なお、3勝目から14本のクラブ構成には変更ナシ。こだわりはイオミック製グリップで「こういう雨の時とかに拭いたら戻ってくれるっていうか、あんまりツルツルならなくて、しっかり拭いたら滑らなくなってくれるグリップなので選びました。あと色がかわいい」とのこと。
直近2大会でBSとタイトリストのボールが勝利していたが、ダンロップのボール使用者は今季32戦して半数越えの16勝目となった。内訳はスリクソン『Z-STAR XV』が12勝(山下美夢有4・岩井明愛3・岩井千怜2・青木瀬令奈・小祝さくら・菅沼菜々)で、『Z-STAR◆』の4勝すべてが櫻井心那によるものだ。
【櫻井心那の優勝クラブセッティング】
1W:スリクソン ZX5 MK II LS(8.5°ディアマナGT 60S、45.25㌅)
3W:スリクソン ZX5 MK II(15°TENSEI プロホワイト1K 60S)
3U:スリクソン ZX MK II(19°TENSEI プロ1Kハイブリッド 80S)
4U:スリクソン ZX MK II(22°N.S.PRO 850GH S)
5I~PW:スリクソン ZX5(N.S.PRO 950GH neo S)
46,52°:クリーブランド RTX6 MID(N.S.PRO 950GH neo)
58°:クリーブランド RTX FULL-FACE(N.S.PRO 950GH neo)
PT:テーラーメイド TPハイドロブラスト JUNO TB1
BALL:スリクソン Z-STAR◆
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