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キライなコースで好発進でも… 岩井明愛「浮かれたくはない、まだ初日」

岩井明愛がラウンド後の公式会見でこの笑顔。ただ気を緩めることはない。(撮影:ALBA)

<JMイーグルLA選手権 初日◇17日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>

7バーディ・1ボギーの「66」で9位発進。それでもホールアウトしたばかりの岩井明愛の表情に笑顔は少なかった。「いいスコアを出したからといって、浮かれたくはない。まだ初日ですし、最後まで浮かれないように頑張ります」と気を引き締める。

開幕前日に「キライ」と話していたコースでいきなりビッグスコアを出した。前半11番パー5で3パットのボギーが先に来たが、すぐさま5メートルを決めてバウンスバック。中盤でも3メートルにつけた14番、アイアンで2オンした16番パー5とチャンスを決め続けた。

ティショットを右5メートルにつけた6番パー3で7つ目のバーディを奪う。「きょうは本当にパットに助けられた。先週より打ち切れているっていうフィーリングがある」。前週にスポット参戦して26位で終えた日本ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」と比較して、改善を実感している。

グリーン上だけでなく、アイアンショットにもキレがでた。ドライバーは左右に散っている場面もあったが、パーオン率は100%。アンジュレーションが強いグリーンで、ピン位置と同じ面に乗せることができている。「先週よりもピンを刺していけるショットが打ててうれしい。自信があるわけではないけれど、試合の中で考えながら成長しているのかな」。直近の反省をすぐに生かすことができた。

首位とは3打差からのスタート。緊張感を保っているとはいえ、ショットが好調だというのは安心材料にもなる。「あしたも自分らしいプレーで、みんなに楽しんでもらえるように頑張ります」。2位で終えた「ホンダLPGAタイランド」はスポンサー推薦での出場でポイント加算はゼロ。現在のランキングは114位と、浮上しないといけない立場だ。大量ポイント獲得のためにも、好位置で週末へ進みたい。(文・笠井あかり)

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