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リシャッフルへ正念場「高いレベルで戦えている」 吉田優利は納得の“自画自賛”ラウンド

カナダで納得のプレーを続けた吉田優利(撮影:GettyImages)

<CPKC女子オープン 初日◇25日◇アールグレイGC(カナダ)◇6709ヤード・パー72>

「きょうは自分でも本当にナイスプレーだと思います」。大会を中継するWOWOWのインタビューで、吉田優利は目を見開きながら喜びを表現した。カナダのナショナルオープンとあってコースは難しいうえに、強風に加え雨も降るタフなコンディション。そこでの1アンダー・12位タイ発進に手応えも十分だ。

前半は3番でのボギーを6番、8番のバーディで取り戻すような展開。ただ、これについては「ボギーを打ったところも思ったより風に乗って、よくボギーで抑えたなっていうナイスボギーだと思いました。いい流れをつかめた」と振り返る。11番で3パットし再びイーブンまで戻されたが、14番パー5はラフからの3打目を花道を使ってピン右2.5メートルまでうまく寄せる。これを沈めてアンダーに潜った。

「比較的ドライバーが安定していてうまくマネジメントができました」というティショットは、14ホール中12ホールでフェアウェイをとらえた。パット数も27といい数値だが、最終18番で1メートル強のシビアなパーパットを沈めるなど、グリーン上で耐える姿もよく見かける日だった。「16番と18番は本当にナイスパーだと思います。最後もドキドキしながら打ったけど、この一打は大きい。あしたに弾みがつきますね」。気分よく18ホールを駆け抜けた。

来週の「ポートランドクラシック」後には、シーズン終盤戦の出場優先順位を変える第2回リシャッフルが行われる。現在、ポイントランキング130位の吉田は、これを80位以内に上げることで、シード選手と同等の試合数を確保できる。そのラインに届かなかったとしても、少しでも上の位置にいることが大事。いわば正念場の2試合ともいえるなかでの好発進だった。

「きょうは自分でもいいプレーだったと思うけど、トップは自分よりもいいスコアと考えると本当に驚き。レベルが高い位置で戦えているので、あしたも伸ばしたい。しっかりメリハリをつけて自分らしいプレーができれば」。先週は今季自己ベストの16位。上り調子のなか、ボーダー突破を目指していく。

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