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最終18番まさかの3パットでV逸 佐渡充高は「ゴルフは最後の最後まで分からない」

18番でまさかの3パットのボギー。優勝を逃したキース・ミッチェル(撮影:GettyImages)

<サンダーソン・ファームズ選手権 最終日◇6日◇ザ・カントリークラブ・オブ・ジャクソン(米ミシシッピ州)◇7461ヤード・パー72>

米国男子ツアー“秋の陣”フェデックスカップ・フォール第2戦は、トータル23アンダーで並んだボウ・ホスラー(米国)とのプレーオフを制した台湾出身の26歳ユ・チュンアンが、米国男子ツアー初優勝を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた佐渡充高が大会を振り返る。

トータル20アンダーの単独首位で最終日を迎えたのは米国のキース・ミッチェル。1打差の2位にホスラー、2打差の3位につけていたのがチュンアンだった。

前の組でプレーしていたチュンアンが18番で長いバーディパットを見事に沈め、先にトータル23アンダーでフィニッシュ。最終組のミッチェルとホスラーはトータル23アンダーで並んで最終ホールの18番へ。ホスラーはティショットを左に曲げ、木の後ろからのショットを余儀なくされる窮地に陥った。

一方、ミッチェルはグリーンを捉え、バーディなら優勝、パーならプレーオフ。しかし、アグレッシブすぎたバーディパットは1.5メートルもオーバー。返しのパーパットも外し、まさかの3パットでボギー。唇をかみ締めた。

ピンチに直面していたホスラーはうまくリカバリーをして18番をパーで収め、チュンアンとのサドンデス・プレーオフへ突入。1ホール目の18番でピン1.5メートルを捉えたチュンアンが、プレッシャー下では外しごろでもあったそのバーディパットを見事にカップに沈め、両親が見守る中で初勝利を決めた。

解説を務めた佐渡は、「ミッチェルが18番、バーディパットを決めれば、そこで優勝決まりっていうところから3パットをして、まさかまさかのプレーオフでした。ゴルフは最後までの最後まで分からないですね」と、勝負の分かれ目となった場面を話した。

優勝を果たしたチュンアンについては、「プレーオフでのバーディパットを良く決めきりましたね。メンタルの強さを本当に感じましたね。彼はこれからもっと伸びるのではないかと思います」と話した。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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