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日本のウエアは桜カラー? キャップ、キャディバッグにも国別対抗戦ならではの“こだわり”がぎっしり

日本代表は国花の桜色ウエア。左から渋野日向子、畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花。(撮影:南しずか)

<ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン 事前情報◇2日◇TPCハーディングパーク(米カリフォルニア州)◇6550ヤード・パー72>

今週行われる米国女子ツアーは国別対抗戦。各国4人がひとつのチームとなり、世界一を争う。日本チームは畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子が出場。全員がそれぞれの国旗入りのキャップ、ウエア、キャディバッグを着用・使用するという徹底っぷり。気になる各アイテムを紹介しよう。

半袖ウエアはワンカラーのシャツ。もちろん日の丸カラーの赤…と思いきや、うすいピンク色で、まるで桜をイメージさせるようなカラーだった。ちなみに赤のウエアはイングランド代表が着用。国旗は『セント・ジョージ・クロス』と呼ばれる白地に赤い十字の旗であることから、イングランドに赤を譲った形なのかも…と推測される。

また半袖、長袖、ジャケットなど、ウエアにはそれぞれ背番号がプリントされている。畑岡は『1』、古江は『27』、笹生は『3』、渋野は『8』と、それぞれお気に入りのラッキーナンバーを選択した。

そして、“桜”のモチーフはキャディバッグにも。日本は朱色がメインのバッグだが、フロントポケットに桜が刺繍(ししゅう)されている。アメリカはバラ、オーストラリアはゴールデン・ワトル(ミモザ)といったように、各国の国花で、制作した『ORCA Golf』のひとり、エリカ・ベネットさんは「特別なことがしたかった。ジャマイカで育ったわたしは花がとても大好きで、バッグのデザインを考えるとき、10歳の頃の自分なら何を入れるだろうかと自問自答してみた。その答えは花だった」と、LPGA公式サイトでそのこだわりを明かしている。

キャップにも注目してみよう。右サイドに国旗がつけられているが、ポイントはバイザーの裏部分。そこには各国の白地図が書かれており、さらには星型の国旗のワンポイントがプリントされている。日本の地図は横長でスペースの都合上なのか、沖縄がカットされてしまっているが、北海道から九州までの日本の輪郭と、星のなかに日の丸が入ったマークがつけられていた。

ちなみに、ボランティア用に配られた黒のキャップには、『THANK YOU』という言葉とともに、出場8カ国すべての国旗が並べられてプリントされている。あるボランティアさんは「最高にクール」と自慢げに見せてくれたが、ファンの心もくすぐるアイテムであることは間違いない。(文・笠井あかり)

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