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20点上積みへ2つの柱は? 小祝さくらは“昨年の忘れ物”を奪いにいく24年に【プロゴルファー・新年の誓い】

小祝さくらは今年もおっとりした雰囲気ながら鋭い視線を目標に向ける(撮影:福田文平)

年も明け、いよいよ2024年がスタート! それはゴルフ界にとっても、新たなシーズンの始まりを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを胸に、その新たなシーズンに臨むのか? “新年の誓い”を紹介していこう。今回は“昨年のリベンジ”に燃える小祝さくら。

昨年は7月の「ミネベアミツミレディス」で優勝。初めて地元・北海道で勝利することができた一年になったが、年末のイベントでは「目標にしていた複数回優勝もできなかったし、メジャーで勝つこともできたなかった」とファンに報告するシーズンになってしまった。そして、“積み残し”としてこれがそのまま今年目指すものになる。

実現のチャンスがあったからこそ感じる悔しさ。「ワールドレディスサロンパスカップ」は3位。「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では最終日を首位で迎えたものの、神谷そらに逆転を許してしまった。「メジャーはチャンスがあるなかで獲れなかったから悔しい。ただ、それも自分の実力だと思うので、しっかりとオフに練習して来年またリベンジしたい」。24年の抱負をしたためた色紙に書いたターゲットは『複数回優勝』。だが、そこには“メジャーを含めて”という願いを込めている。

課題は「アイアンがなかなかうまくいかなかった」というショット面を挙げる。パーオン率は73.6284%で6位とキャリアハイの数値を残したが、ウェッジも含め、それをさらにチャンスにつなげる精度を求めオフはクラブを振っていくつもりだ。とはいえ、「いつもはもっと低いんですけど、意外といいんです」と昨年の自己評価は「80点」。合格点といえるが、あと20点の上積みを目指す。

さらに、こんな小祝らしい目標も。「便器がずっと欲しい。大会の商品のなかで便器が一番欲しいです。狙いたいな」。日本で唯一行われる米国女子ツアーの「TOTOジャパンクラシック」の副賞ゲットも、大きなモチベーションとなる。雰囲気はふんわり、でも強い。そんな変わらない姿を今年も見ることができそうだ。

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