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「いい話し合いをしながらできた」 雨で急な予定変更も…おそろいウェアで4人“ワンチーム”の練習ラウンド

チーム“最強”ジャパン!(左から渋野日向子、古江彩佳、畑岡奈紗、笹生優花)(撮影:南しずか)

<ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン 事前情報◇2日◇TPCハーディングパーク(米カリフォルニア州)◇6550ヤード・パー72>

国別対抗戦「ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン」の開幕を2日後に控えた2日(火)、畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子のジャパンメンバーがそろってコースに登場。同じウェア、同じキャディバッグを携えて、4人が一組となったチームで練習ラウンドを行った。

気温が上がらないなか、午前8時40分に1番からスタート。畑岡のキャディ、グレッグさんによる『オン・ザ・ティ フロム ジャパン、ナサ ハタオカ』といったスタートコールで笑顔で次々とティオフ。そして4人で横並びになってコースへと飛び出していった。

練習ラウンドは、和気あいあいとした雰囲気で進行した。ティショットがフェアウェイど真ん中をヒットすれば、拍手とともに「ナイスショット!」と声をかけあい、会話をしながら笑顔で移動。それでもしっかりオンオフを切り替えながら集中力を切らさず、各選手がそれぞれのルーティンでコース状態を確認している姿が印象的だった。

そんななか、ときにはアプローチ勝負をしたり、お互いにラインを見せあって話し合うような姿も。練習ラウンドではあるが、まさにこの大会ならではともいえる“チームワーク”も抜群だ。

左手を痛めている渋野は、ショットの練習は控えて、グリーン周りのアプローチとパターに注力。ドライバーを振ったのは4ホールのみにとどまったが、それでもフェアウェイセンターをヒットする快音を響かせるシーンもみられた。要所要所でのティショットの攻め方を確認していた様子だった。

途中から雨がぽつりぽつりと降ったり止んだりを繰り返していたが、14番を終えて15番のティイングエリアに向かったところで急な土砂降りに。「どうする? 続ける?」という相談をして、「休憩、ランチタイム!」と予定を変更。午前12時40分頃にクラブハウスに引き上げ、天気が回復するのを待った。

40分ほど待ったものの、雨は止まず。それでも少しは弱まったため、パターのみを持ってコースを歩くというチェックにシフトチェンジ。15番から4ホールをグリーン周りを中心に確認して、午後2時前に練習ラウンドを終えた。

その後はオフィシャルの写真撮影にミーティングにと大忙し。休む暇もないなか笑顔で対応し、コースを後にした。

前回大会に唯一出場している畑岡は「いろいろペアリングを考えながらプレーできたし、いい話し合いをしながらもできたと思います」と話し、チーム戦で重要になってくる“ペア決め”をも考慮しながらラウンドをした様子。これから決めるというペアリングがどのようになるのか、こちらにも注目したい。(文・笠井あかり)

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