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米国男子はマンデーフィニッシュ…その影響は? 過去には半年後決着もあった“いわくつき大会”

決勝ラウンド“第1日”はこんな夕暮れのなかフィニッシュ。月曜日に決着がつけられる(撮影:Getty Images)

<AT&Tペブルビーチ・プロアマ 4日目◇5日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州州)◇6972ヤード・パー72>

風速15メートル近い強風が吹いた3日目が、プレー続行不可能のコンディションでサスペンデッドになった影響で、大会はマンデーフィニッシュになることが決まった。

このスケジュールの変更は随所に影響を及ぼす。今大会はプロとアマがペアを組んで戦うプロアマ戦だが、通常なら3日間の予選を終えプロアマ戦の上位25チームが最終日の決勝ラウンドをプレーする。優勝争いに交じってセレブやアマチュアがプレーするのも今大会ならではだが、プロ以外は54ホール大会に短縮。NFLのスーパースター、グリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャースの勝利が決まった。

一方、最終日には通常アマチュアが入るため60位タイまでが進む予定だったが、その短縮の影響で通常の65位タイまでが最終ラウンドへ進出と変更された。実際には59位タイまでの75名が予選通過となったため、この変更は影響がなかった。

ただ、この中には、13位で進んだヨナス・ブリクスト(スウェーデン)を筆頭に、次週の「WMフェニックス・オープン」のマンデートーナメントにエントリーしている選手も15名居る。そして残念ながらマンデートーナメントには出場できなくなり、賞金総額2000万ドル(約26億円)の高額賞金大会への出場チャンスを失うことになった。

ペブルビーチ・ゴルフリンクスをホストコースに、スパイグラスヒルGC、モントレーペニンシュラCCの3コースで予選ラウンドを行う同大会は、カリフォルニア州北部、モントレー半島のセブンティーンマイルドライブの風光明媚な太平洋沿いに位置する。しかし土地柄、しばしば悪天候に見舞われる大会としても知られている。直近ではフィル・ミケルソン(米国)が勝った2019年大会や、00年に5打差を逆転してタイガー・ウッズ(米国)が勝利したのも月曜日だった。

大嵐に見舞われた1998年大会は18番ホールの海沿いに位置するバンカーが崩れ落ちるほど。そのため1月29~2月2日のトーナメント期間中に36ホールを消化するのが精いっぱいだった。

そこでオフィシャル大会にするために、オープンウイークだったおよそ半年後の8月17日に18ホールを実施。36ホール終了後にはトム・ワトソンとティム・ヘロン(ともに米国)がトップに立ったが、8月の1ラウンドでミケルソンが逆転勝利をおさめた。なおウッズも出場していたが8月に大会に戻らなかったため、記録はWD(棄権)になった、という歴史がある。(文・武川玲子=米国在住)

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