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「緊張」の上がり3ホールに我慢 星野陸也はイーブンのプレーで予選通過

終盤スコアを落とすも予選通過を果たし決勝ラウンドに進む星野陸也(撮影:GettyImages)

<全米プロゴルフ選手権 2日目◇19日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

予選カットラインに2打の余裕をもって終盤を迎えても、星野陸也は上がり3ホールに「緊張」していた。「難しいホールが続くので。まさか大丈夫だろうとは思ってたんですけど…」。16番、18番をボギーとしながらも、トータル5オーバー・59位タイで予選通過を決めた。

第1ラウンドを5オーバー・97位タイで終えると、第2ラウンドは全体最終組でティオフ。「正直、6か7くらいいくかなと思っていた」カットラインは、星野のスタート時点でトータル5オーバーだった。

1打も落とせないなかで競技を開始すると、バーディ発進に成功。4番パー5でも伸ばして流れを作った。難関の6番、8番をボギーとして前半を折り返すも、10番、13番でバーディ。「貯金」を作って終盤を迎えることができた。

だが16番をボギーとすると、17番では「完璧だった」ティショットが木に当たって左ラフへ。ピンまで232ヤードも残し、さらには「浮いた逆目のラフ」という難しい状況に陥った。

3番アイアンを開いて打った2打目は花道に留まり、アプローチは3メートルオーバー。下りのスライスラインを残したが、「ずっとワンピンくらいの、あの距離が入ってなかったので、入って良かった」と決め切り、ガッツポーズを見せるパーセーブ。18番をボギーとしたことは悔やむが、「最低限の予選通過はできたのでよかった」と安どする。

4バーディ・4ボギーの「70」をマーク。このタフなコースでイーブンで回れたことは自信につながり、さらに「途中オーバーパーにならずにプレーできた」という内容もあす以降に向けた手応えになる。「全米プロゴルフ選手権」では昨年大会に続いて2回目、メジャー大会としては自身3回目の予選通過。「天候次第ですが、アンダーパーを出してちょっとずつ順位を上げていきたい」と週末を見据えた。(文・笠井あかり)

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