星野陸也が欧州ツアー初V 昨年の久常涼に続き日本勢4人目の快挙

星野陸也が欧州ツアー初優勝(撮影:GettyImages)

<コマーシャルバンク・カタールマスターズ 最終日◇11日◇ドーハGC(カタール)◇6689ヤード・パー72>

DPワールド(欧州)ツアーのカタール大会は最終ラウンドが行われ、首位タイから出た星野陸也が6バーディ・2ボギーのプレーでトータル14アンダーまで伸ばし、欧州ツアー初優勝を飾った。

昨年11月に始まった新シーズンでは序盤からいきなり2大会連続で2位に入るなどスタートダッシュに成功。今大会前のポイントランキングは5位につけていた。今週は初日を7位で滑り出すと2日目に2位に浮上。3日目に首位タイに立つと、最後は逃げ切ってみせた。

最終組でスタートした星野は2番パー4で2打目を1.5メートルにつけバーディが先行。4番をボギーとするも5番から連続バーディ。7番で一つ落としたが、単独首位でハーフターンした。

直後の10番でバーディを奪い2位と2打差。その後は先にホールアウトしたスコット・ジェイミソン(スコットランド)らに並ばれたが、1オン可能な16番パー4でグリーンを狙いバーディ。ここで抜け出すと、続く17番でもバーディを奪い、後続を振り切りそのまま逃げ切った。

日本勢の欧州ツアー制覇は青木功、松山英樹、昨年の「フランス・オープン」を制した久常涼に続き4人目の快挙となった。

1打差のトータル13アンダー・2位にウーゴ・クサル(フランス)、さらに1打差のトータル12アンダー・3位にジェイミソン、トータル11アンダーの4位にトム・マキビン(イングランド)が入った。

川村昌弘は1バーディ・1ボギーの「72」で回りトータル6アンダー・16位タイ。中島啓太は1バーディ・3ボギーの「74」でトータル3アンダーの33位タイに終わった。

年明けから始まった中東シリーズはこれで一度終了。次戦はケニアに舞台を移し、アフリカシリーズが始まる。ケニア大会には星野、川村、比嘉一貴がエントリーしている。

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