“強風洗礼”も前向きすぎる勝みなみ 「風のせいにしておけばいいや(笑)」
<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 最終日◇18日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>
43位から出た勝みなみは、3バーディ・6ボギーの「75」のラウンドで、結果は48位タイと後退。それでもラウンド後は「すごくいい経験ができました」と明るく話した。
10番からスタートすると12番で長いバーディパットを沈めた。しかし13番でボギーとすると、以降は2つのバーディがあったが、それ以上にボギーの数が増えていった。さらにロングパットの距離感は合っているものの、ショートパットを決め切れない場面も目立つ。
「ロングパットが上手くなりましたし、アプローチのスキルも上がってきている」と難コンディションと化したリンクスで揉まれたことで得た収穫もあるが、「入っていないので…」とショートパットには課題あり。「思ったところにまっすぐ出るような打ち方ができたら」とここから調整を重ねていく。
強風が吹き止むことの無かった今大会は「風がすごく重くて、影響されやすい。こういうことは海外に出てみないと分からないこと」と“学び”の4日間と捉えた。勝にとって結果より“経験”できたことがより重要。だからこそ「風のせいにしておけばいいや(笑)。自分が悪いショットを打っても風の影響を受けて右、左に行っただけだと思って」と苦しんだラウンドではあったが、引きずることなく前を向く。
そして次週行われる「AIG女子オープン」(全英)は日本勢最多となる19名が出場予定とあって「みんなと会えるのが楽しみ」と開幕を心待ちにしている。さらに今年は“聖地”セント・アンド・リュースでの開催ということで話題は尽きない。「せっかく行くなら楽しみたい」。気持ちはすでに“楽しみ”だらけの全英へ向いている。(文・齊藤啓介)
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