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マスターズトップ5に“LIV組”3選手の活躍 ブルックス・ケプカは「戦えると思わなければ誰も出場しない」

<マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>

最終日、18番グリーン奥に待っていたのは初制覇を成し遂げたジョン・ラーム(スペイン)の家族や仲間たち。負けたブルックス・ケプカ(米国)が戦う「LIVゴルフ」の仲間の姿はなかった。

サウジアラビアの政府系ファウンドがバックアップするLIVゴルフのCEOグレッグ・ノーマン(オーストラリア)は、「LIVゴルファーがマスターズで勝つなら、出場しているLIVゴルファー全員が18番グリーンで待っている」と話していたが、その光景は叶わなかった。

最終ラウンドはラームVSケプカともいえる一騎打ちの様相を呈していた。しかし2打リードでスタートしたケプカは前半からスコアを崩し、バックナインには逆に2打差でラームを追いかけた。しかし最終的には「75」と崩れ、2位に終わった。

だが、同じLIVゴルフで戦うフィル・ミケルソン(米国)が「65」をマークして猛追、ケプカと並ぶトータル8アンダーで2位に食い込んだ。同じく2018年「マスターズ」覇者のパトリック・リード(米国)も「72」と耐えて4位で終えた。

「もちろん勝てなかったことに、とても落胆している…」と悔しがったケプカ。17~19年にメジャー4勝を飾り“メジャーハンター”とも呼ばれたが、今大会では最終日に力尽きることとなった。それでもようやく膝、手首、腰の痛みから解放され「体さえ健康であれば戦える」と自信も取り戻す。「LIVゴルファーはみな、戦えると思わなければここに来ない。フィルはずっと良いプレーをしているし、パトリック・リードもそう。もう我々が戦えない、終わった選手だというのは、メディアが作り上げたものだ」と語った。

そして「それにしてもフィルの『65』は素晴らしい。ファンはゴルファーが分断していると思うかもしれないが、我々はお互いになにも思っていない。僕たちはなにも変わっていない。同じ人間だ」とケプカは結んだ。

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