タイガー&マキロイの新リーグ『TGL』はお金じゃない!? 年間賞金額が発表
来年1月9日から開幕するタイガー・ウッズ(米国)とロリー・マキロイ(北アイルランド)らが創設した新リーグ『TGL』。月曜夜のゴールデンタイムに、選手らが米フロリダ州のスタジアムに集まり、テクノロジーを駆使したシミュレーションゴルフのチーム対抗戦が行われる。
タイガーとマキロイとともに創設に加わったマイク・マッカーリー氏がポッドキャストに出演。1年目となる2024年シーズンの賞金額を発表した。総額は2100万ドル(約32億円)で、優勝チームには900万ドル(約13億5000万円)。4人ひとチームのため、一人当たり225万ドル(約3億4000万円)となる。
ちなみに、米国男子ツアーの最高額賞金大会「ザ・プレーヤーズ選手権」の賞金総額は2500万ドル(約38億円)で、優勝賞金は450万ドル(6億8000万円)。超破格の賞金が注目されているLIVゴルフでは、一大会の賞金総額は2000万ドル(約30億円)で、優勝は400万ドル(約6億円)となっている。
タイガーやマキロイだけでなく、スポーツ界の大物投資家、ビジネスマンらがこぞって出資していることを考えると、年間王者が得る賞金としては少ないとも感じさせる賞金総額。だが、レギュラーシーズンは15大会が予定され、チーム4人のうち出場するのは3人のみ、さらにはマンデーナイト(もしくは火曜日)の数時間。それらを考えると、決して悪くはないようにも思える。
4人一組の6チーム、計24選手が参戦。米国内ではスポーツ専門局・ESPNがTV放映を行い、会場となるソーファイ・センター(米フロリダ州)には1500人の観客が収容される。タイガー、マキロイらに加え、ジャスティン・トーマス、コリン・モリカワ、ザンダー・シャウフェレ、リッキー・ファウラー(いずれも米国)と蒼々たる顔ぶれのトップ選手が勢ぞろいする。(文・武川玲子=米国在住)
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