• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 石坂友宏が今季初のトップ10入り 力の源は“青い援団”『KIZUNAKAI』

石坂友宏が今季初のトップ10入り 力の源は“青い援団”『KIZUNAKAI』

24歳・石坂友宏を支える“絆会”とは(撮影:佐々木啓)

<Sansan KBCオーガスタ 最終日◇25日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7274ヤード・パー72>

芥屋決戦の最終日、24歳・石坂友宏の組には青いTシャツで背中に『石坂友宏プロ絆会 KIZUNAKAI』と書かれた応援団がついていた。その援団が見守るなかスコアを伸ばし、トータル16アンダー・5位タイで終えた。

最高気温が35度を超えたり、土曜日には雨が降ったり止んだりした影響でサウナ状態になったこともあり、体調は万全ではなかった。しかし、「横断幕を持ってきてくれるし、『やってやるぞ』っていう気持ちで」応援を力に変えた。

15位で最終日を迎えると、パーオン15回の安定したショット力を見せて8バーディ・1ボギーの「65」をマーク。今季自己ベストスコアをたたき出し、今季初のトップ10入りを果たした。

青い応援団の結成は2019年。今大会には、いままでで一番多くの人が来てくれたという。「(応援の力は)めちゃくちゃ大きいです。プレッシャーにもなりますけど、うれしい気持ちのほうが強いです。本当にありがたいことです」。ミスショットで「怒ってしまったり」するときも、「声をかけたりしてくれて、気持ちを切らさずにいける」と、“青い援団”は気持ちを奮い立たせる理由にもなっている。

今年はここまで12試合に出場し、3度の予選落ち(棄権が1試合)を喫しており、前半戦はゴルフの調子が良いわけではなかった。それでも諦めずに、「嫌なこと」と話す体幹トレーニングに注力。昨年よりもトレーニング量を増やし、「100ヤードくらいのショットが圧倒的にピンに絡むようになった。体幹のトレーニングをやっていてよかった」。試合期間中でも怠らなかった苦しいトレーニングが成果に現れた。

ここからの後半戦も“青い応援”を力に、キツいトレーニングを継続して行っていく。(文・高木彩音)

関連記事