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堀川未来夢は3位タイの好スタートにも不安材料「ドライバーを持ちたいところで持てなかった」

30歳を迎えた堀川未来夢が好スタート(写真は前週のもの)(撮影:佐々木啓)

<中日クラウンズ 初日◇27日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
堀川未来夢は20代最後となった昨シーズン、「日本プロ」を含む2勝を挙げて、キャリアハイの賞金ランキング4位に入った。昨年12月に30歳の誕生日を迎え、30代となった今年の国内初戦「東建ホームメイトカップ」では5位タイ、前週の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では45位タイ。国内3戦目の今大会初日は「66」でトップと1打差の4アンダー・3位タイと好スタートを切った。

「ショットの調子はあまり良くないので、けっこう苦しい感じなんですけど、前半のほうも後半のはじめもいいパットが入ってくれて、なんとかまとまった感じ。あすからの不安材料はいくつかある」
 
堀川は1番からスタートすると、2番パー5でいきなりイーグルを奪取した。3番ではボギーを叩いたものの、4番ですぐさまバウンスバック。9番で2個目のボギーが来て、1アンダーで折り返した。そして、後半に入って10番から3連続バーディで一気にスコアを伸ばした。
 
不安材料については「ショットとパターですね」と答える。「両方随所で予期せぬ球が出ていたので、18番とかいくつかドライバーを持ちたいところで持てなかった」。堀川の最大の武器はコースマネジメント。絶対に打ってはいけないところを避けながらスコアを作っていく。
 
和合でも「ティグラウンドに立ったときのピンポジションと風向きと相談して、どの番手で打つかを逆算して考えるような感じでプレーしている」だけに、ショットのミスが出ると、堀川が得意とするマネジメントが機能しにくい。それに加えて、パターイップスを抱える堀川にとって、グリーン上の不安も勝利の方程式を狂わせる要素となる。
 
30歳を迎えたが「気持ちは全然変わらず、まだ若手という気持ちで優勝回数を重ねたい」と勝利には貪欲だ。飛距離よりもマネジメントが勝負をわける和合で、ショットとパットの不安要素を消し去れば、トーナメントの流れは堀川に一気に傾くかもしれない。

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