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吉田優利が今季2勝目へ好発進 後半エンジンかかり「あすにつながる9ホール」

初日ラウンドを好位置で終えた吉田優利は今季2勝目を狙う(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>
 
「前半の感じでは後半4アンダーで回れると思っていなかった。あすにつながる9ホールだったと思います」。6バーディ・2ボギーの「68」。4アンダー・10位タイの好スタートを切った吉田優利は、初日をこう振り返った。

前半9ホールはスコアを伸ばしては落とし、イーブンパーでの折り返し。「特に18番の3パットが悔しい」と話すも、「そこでうまくエンジンがかけられたと思います」と前半の悔しさをバネにして、後半はボギーなしの4バーディとチャージをかけた。
 
きょうは「わりとグリーンをとらえる回数も多く、外しても簡単なチップショットやパターで打てるところが多かった」と、スコアが大崩れしなかった要因を話す。
 
同じ辻村明志コーチに師事する姉弟子・上田桃子と同組だったが、試合で回るのは久しぶりだったようで「桃子さんは調子がいいと聞いていたので、それを間近で見られて楽しかったです。基本スイングやリズム、時間の掛け方。ストロークもそうですが、そういう目に見えないリズムなどを桃子さんは出すのが上手い。技術的なところ、そうでない部分も気になっていたので、あすも一緒に回れるので楽しみです」と話していた。
 
今大会では8月の海外メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)の出場権もかかる。優勝、もしくは2位になれば文句なし。そうでなくとも、上位フィニッシュでビッグポイントを獲得すれば、メルセデス・ランキングによる出場権獲得となるが「頭の片隅にはあるが、基本は一つの大会。私は一日ずつ集中していきたいタイプ。結果として、成績がついてくればいいのではないかと思っています」。今は出場権よりもとにかく勝利をつかむことを最優先とする。

あすは正午に1番ホールからスタート。「あすまで時間があるので練習したいですが、雨なので時間をギュッと短くして、集中してうまく練習できたらと思います」と、2日目に向けて準備を整える。

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