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女王をしのぐ“ボールストライカー”! 20歳・佐久間朱莉にかかる期待【上期スタッツ振り返り】

ツアー屈指のショット力を持つ佐久間朱莉。後半戦最注目選手のひとりだ。(撮影:鈴木祥)

国内女子ツアーは「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で今季19試合が終了し、全38試合のうち半分を消化。来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと突入する。スタッツをもとにして、前半戦で活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『ボールストライキング』。

ボールストライキングとは、トータルドライビング(TD)とパーオン率の順位を合算した値。簡単に言うと、ウッド、アイアン、ウェッジの総合ショット力が問われる部門で、この値が小さい選手ほどショット巧者であると言える。

ランキング1位は今季4勝の女王・山下美夢有が堅守していたが、その上位戦線に変化が出ている。TD3位、パーオン率5位の20歳・佐久間朱莉が山下を抜き、最新のランキングでトップに躍り出た。

佐久間はレギュラーツアーでの勝利こそないが、そのショット力は折り紙付き。昨季はTDでツアー1位、ボールストライキングでも6位に入っているが、今年はそのショット力に磨きがかかっている。

2017年から集計が始まった同部門だが、これまでイ・ミニョン(韓国、2017~19)、稲見萌寧(2020-21)、そして昨年の山下と、ランキング1位の選手は必ずその年に勝利を挙げている。暫定トップの佐久間も初優勝は時間の問題か。

プロ同期生では岩井明愛・千怜姉妹が脚光を浴びているが、女王をしのぐ若きショットメーカーも後半戦で衆目を集めるかもしれない。

【ボールストライキング トップ10】
1位:佐久間朱莉(8pt)
2位:山下美夢有(10pt)
3位:申ジエ(14pt)
4位:阿部未悠(15pt)
5位:岩井明愛(17pt)
6位:イ・ミニョン(19pt)
7位:藤田さいき(23pt)
8位:岩井千怜(24pt)
8位:菅沼菜々(24pt)
8位:竹田麗央(24pt)

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