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「上位に行くのは単純なことじゃない」 山下美夢有が全英で直面した課題

海外メジャーでの経験が、さらに山下を強くする(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 3日目◇12日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
 
初日、2日目ともに「71」で1つずつ伸ばし、トータル2アンダー・18位タイの好位置で決勝ラウンドに進出した山下美夢有。しかし、ムービングデーは2バーディ・6ボギーの「76」とオーバーパーを打ち、トータル2オーバーは44位タイに後退した。

初日のラウンド後は「パット」、2日目は「アプローチ」を課題に挙げていた山下。この日は「風対策はしていたんですけど、左右の風が本当に難しくて思った以上に流されてしまった」と、パーオンホールは3日間で最低の10ホールにとどまった。そして、「そこからリカバリーできていないのはやっぱり一番ダメだったのかなと思っています」と、やはり寄せきれなかったアプローチを悔やむ。
 
その課題の寄せについては、「あんまり距離感が出てないというか…。思ったよりいかないとか、強く入ったりみたいな」と分析する。日本ツアーでのリカバリー率は2位、パーセーブ率では1位に立っている山下でも、イングランドの硬い地面には対応しきれていない。
 
初出場だった昨年大会の13位を上回るためには、現段階で最終日に5打以上伸ばさないといけなくなった。「やっぱり上位に行くためにはアゲインストとか横風とか単純なことじゃないと思う。もっといろいろなことを考えないと。その辺の計算をもっとちゃんとできるように、もう一日頑張りたい」。メルセデス・ランキングでトップを走る日本での後半戦につなげるためにも、山下の持てる技術とマネジメントを総動員して、コース攻略を目指す。

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