
プロのパッティングをマネしてはいけない!? 一般営業グリーン専用の打ち方とは?
優勝した選手のパッティングスタイルやルーティーンは真似したくなる。しかし、アマチュアがプレーするグリーンはプロの試合とは全く別モノ。今回はパターの名手として活躍した日下部光隆に一般営業のグリーンを攻略するための打ち方を徹底的に教えてもらった。
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ツアーの高速グリーンも嫌というほど体感していますし、一般営業のグリーンでアマチュアの方と回る機会も多くあります。私はグリーンのスピードが違うので打ち方を変えていますね。
高速グリーンでは打ち過ぎないために体や背中を軸にして、バックスイングとフォローが1:1の振り子のようなストロークで打ちますが、一般営業のグリーンで同じ打ち方をすればショート連発。また、距離を出そうとしてフォローを大きくするストロークもNG。フォローを大きくしようとすると、打点がブレて芯に当てづらくなります。
今日のような9フィート前後のグリーンだと、手元を支点にヘッドを大きく動かす「コロがるストローク」で打ちます。グリップを支点にすると手元を小さく動かしてもヘッドが大きく動くのでスピードが出ます。また、フォローでヘッドを止める意識をすると、インパクトで両ワキが締まるので絶対に緩みません。2メートル以内のショートパットなら、バックスイング2:フォロー1の割り合いで振ると緩むことがありません。普段練習する際、左足側にボールを2つセットして、ヘッドが当たらないように本球を打ち、2つのボールの間を通してみてください。
■日下部光隆
くさかべ・みつたか/1968年生まれ、神奈川県出身。ショートゲーム、パッティングを武器にレギュラーツアー通算3勝。2007年にゴルフレッスンスタジオ「WASS」をオープン。ツアープロが一般アマチュアにレッスンする先駆け的存在となった。
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