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ワクワクとプレッシャーは「50:50」 西村優菜が到達した“目標の舞台”で勝負の4日間へ

メジャー大会に挑む西村優菜。大量pt獲得へ、勝負の4日間となる。(撮影:ALBA)

<シェブロン選手権 事前情報◇18日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

出場132人中124番手で、今季メジャー初戦の出場権を手にした西村優菜。先週ハワイで行われた「ロッテ選手権」終了時点のツアーのポイントランキングで、テキサス行きを決めた。ハラハラするなか届いた吉報とあって、「ずっと出場を目標にしてきた。(40位までが出場できる)世界ランキングは41位だったので、すごく悔しかった。なんとかギリギリ来られて、すごくうれしいし、せっかくチャンスがあるので頑張りたい」と力もこもる。

コースでプロアマが行われた火曜日は、メンバーに入ってなかった西村は練習のみに時間を費やした。それでも月曜日に18ホールを回り、感触を確認済み。「長くて(フェアウェイから)5、7、9番ウッドを使うところが多い印象。フェアウェイ自体はそこまで狭くは感じないけど、本当にしっかり距離がある」。長いクラブでグリーンを狙う機会も多くなりそうだが、それでここまで戦ってきたのも事実としてある。“持ち味”を発揮し、結果を残したい。

今回の出場経緯をみても分かるが、開幕時の優先出場順位が161位の西村にとって、まずは5月14日に終わる「コグニザント・ファウンダーズカップ」後の第1回リシャッフルでその優先順位を上げることが大事になってくる。「カットラインだったり出場資格だったり、すごく迫ってきている感じがしている。そういうことは日本ではなかったのでメンタル的に難しい」。スケジュールも読めないなど、置かれている立場は日本ツアー時代とはくらべものにならないほど厳しいが、そのなか3試合中2試合で決勝ラウンドに進む力強さも見せてきた。

そしてメジャーでの活躍は、そんな状況を一気に変えることにもなる。「ポイントも大きいし、今後の出場にも関わってくるので大事な試合だと思う」と西村も腕をまくる。通常の大会は優勝で500ptだが、メジャーは650pt。順位点にも大きな差がでてくる。そのなかで「ただ、あまり自分にプレッシャーをかけすぎないようにしたい」というバランスも考えながらのプレーになりそうだ。

ワクワクとプレッシャーは「50:50くらい(笑)」と認める。「楽しみもあるし、その分コースは難しい。どれくらいできるかなという楽しみと、なんとしてもポイントを稼がないとというプレッシャー。ほんとに50:50」。西村が勝負の4日間を迎える。(文・間宮輝憲)

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