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スタート時間遅れに一時中断… 西村優菜は“不運”の荒天に苦戦「アンラッキーだったかな」

西村優菜が2日目の巻き返しを見据える(撮影:福田文平)

<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 初日◇15日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>

荒天の影響でスタートが1時間遅れ、中断も挟んだ影響で日没順延となった第1ラウンド。午前スタートの西村優菜は難コンディションのなか18ホールを回り切ったが、5オーバーの「77」と出遅れた。

「前半は天候が天候だったので、すごく難しいラウンドが続いていた。そういう天候のときって序盤で(スコアを)つくっていくのが大事なんですけど、つまづいたので、なかなか取り戻せず手こずった感じです」

傘をさしているのが大変なほどの強風が吹くなか、1番ホールからスタート。右手を離した朝一のティショットは左のポットバンカーにつかまり、そこからフェアウェイに出すも、水たまりに入った。処置後の3打目は水しぶきをあげながらのショットでグリーン奥へ外したが、10メートル以上の位置からパターで沈めてガッツパー発進となった。

2番もパーとしたが、3番パー5でまさかの落とし穴。9番ウッドでの2打目が右のブッシュに入り、「そこだけ芝生が寝ていたので、ユーティリティで転がしていこうと思ったけど、意外と芝が硬くて」と、3打目は3ヤードしか飛ばずに痛恨のトリプルボギーを喫した。6番でバーディを奪うも7番からの連続ボギーでまたも後退。8ホールを終えて5オーバーまでスコアを落とし、ここで一時中断となった。

「午後がこれだけ(天気が)良くなったので、ちょっとアンラッキーだったかなとは思います」

雨が止み風も穏やかになった約2時間後、9番からプレーを再開した。「後半からはショットが良い感じで打てていて、チャンスも多かった」と12番でバーディを先行。13番、16番をボギーとしたが、最終18番パー5では「バーディを獲りたいと思いながらティショットにいたので、すごくよかった」とバーディ締め。「そういう気持ちとスコアがマッチしてくれればいいな」。再開後は2バーディ・2ボギーとまずまずのプレーを見せたものの、前半の“借金”を返すことはできなかった。

7月のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」以降、2度の予選落ちを喫している状況。「なんとかしてこの不振から脱出したいという気持ちはある。しっかり予選通過して」と、週末に残るためにも気持ちを切り替えていく。2日目は午後スタート。「風の強いほうにあたっちゃうのかなって気はするんですけど、とにかくテンポよく」。カットラインを追う2日目になるが、難しい状況のなかでも自身のペースを崩さずに回り切りたい。

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