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菅沼菜々が教えるザックリ知らずのアプローチ「アウトサイド・イン軌道がベスト」
あおり打ちはザックリの素。やや外側からヘッドを入れて内側に振り抜くアウトサイド・イン軌道で打つと上からダウンブローに打てる。左手親指は下に向けたまま振る(撮影:福田文平)
昨シーズン、メルセデス・ランキング8位とキャリアハイの活躍をみせた菅沼菜々。平均バーディ数4位のオフェンス力に加えて、パーセーブ率11位、リカバリー率19位とディフェンス力も光った。そんな菅沼がアプローチで力んでザックリを連発しているアマチュアのために「オススメの打ち方があります」という。ゴルフ雑誌ALBA862号のアプローチ特集、『1ピン以内にピタッと寄せる!』のなかで、コースですぐに使えるザックリ対策を紹介している。
「ザックリする人は、ボールを上げようとしておあり打ちになってザックリする傾向にあります。ヘッドを上から入れる意識を持ちましょう。ダウンブローで球をとらえるには、ややアウトサイド・イン軌道がベストですね」
テークバックでややアウトにクラブを上げると、ダウンスイングで上からヘッドを入れやすくなる。インサイドに上げてしまうと、ダウンスイングでヘッドがボールの手前に落ちてザックリしてしまうというのだ。
「私の場合、ボールの赤道下にフェースを当てるイメージで、上からヘッドを入れるようにしています。アウトサイド・イン軌道に振って、意識的に上からとらえる意識を持つと、ザックリしませんよ」
ほかにアプローチで、菅沼が注意しているのが左手の使い方。どちらかといえば、アプローチでは左手主導でスイングするという。「左手甲を目標に向け、左手親指を下に向けたまま振ります。手の甲が上を向いたり、左手親指が目標方向を向いたりすると、インパクトがブレやすいので注意してください」。
薄い冬芝でザックリへの恐怖を克服し自信をつければ、春からの本格シーズンでもアプローチに自信が持てそうだ。
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