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ラフに入ったら0.5打罰 このマイルールで成長スピードが爆上がり!【“こころ”で芯喰い】

ティショットをラフに入れたときや、バンカーに入れたときなど、通常のスコアとは別に0.5打罰を加える。この0.5打罰を減らす努力をすれば、自然と危機管理能力が高まり、スコアもアップする   イラスト/タカセマサヒロ

最近、“危機管理能力”という言葉がよく使われますが、ゴルフはまさに危機管理能力が問われるスポーツ。いろいろな罠が仕掛けられたコースで、「やってはいけないこと」を察知し、実際にそれを回避することがスコアメイクに役立ちます。逆に、「やるべきこと」をしっかりやらなければ、いつまでたってもスコアは伸びません。

とはいえ、ほとんどの人は、些細なミスを見逃しがち。OBゾーンに打ち込んだり、池に入れるなどスコア的にペナルティが加えられるものはしっかり覚えていて、「同じミスは繰り返さない」と心に誓うのですが、ペナルティが課されないミスに関しては、打った瞬間、「ミスった」と思ってもすぐに忘れてしまいます。

しかし、危機管理能力を高めるためには、こういうミスも見逃してはいけません。ミスを認め、しっかり意識することが大事です。

そこでオススメしたいのが、私が考案した「0・5打罰ルール」。

通常のスコアとは別に、「やってはいけないこと」をしてしまった場合、1つやるごとに0・5打を加えるというルールです。

例えば、次のことをしたときに0・5打を加えます。
①ティショットが曲がり、ラフに入ったとき
②グリーン回りのバンカーにつかまったとき
③100ヤード以内からグリーンに乗せられなかったとき
④グリーン回りからのアプローチで1ピン以内に寄せられなかったとき
⑤3パットをしたとき

そしてラウンド終了後、実際のスコアと0・5打を加えたスコアとを比較し、次のラウンドからはその差を縮める努力をします。

簡単なルールですが、効果は抜群。スコアアップのためにもぜひやってみてください。

児玉光雄
こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員

※『アルバトロス・ビュー』844号より抜粋

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