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腰痛のため棄権した松山英樹 佐渡充高は初の“年間王者”へ太鼓判「翌週はやってくれる」

今大会は腰痛のため、棄権をした松山英樹(撮影:GettyImages)

<BMW選手権 最終日◇25日◇キャッスル・パインズGC(コロラド州)◇8130ヤード・パー72>

米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦は、トータル12アンダーでキーガン・ブラッドリー(米国)がツアー通算7勝目を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた佐渡充高が大会を振り返る。

単独首位から最終日をスタートさせたブラッドリーはバーディ発進を決めたものの、1打差の2位から出てイーグル発進した44歳のアダム・スコット(オーストラリア)にいきなり並ばれた。それでも、スコットの出入りの激しいゴルフを傍目にして、ブラッドリーはパーを拾い続け、首位を守り続けた。

2位に1打差まで迫られ、一歩も引けない状態で上がり3ホールを迎えたが、17番(パー5)の第2打で見事にグリーンを捉えると、力強いガッツポーズ。イーグルこそ逃したものの、難なくバーディを奪い、2位に2打差で18番へ。最後は1メートルのパーパットをわずかに外したが、ボギーパットを沈めたブラッドリーは優勝するためにはこれで十分と言わんばかりに、両腕を大きく広げ、勝利の喜びを満喫した。

ブラッドリーは、ポイントランキングでフィールド最下位の50位につけていたが、優勝の2000ptを獲得して急浮上。4位へジャンプアップを果たし、最終戦「ツアー選手権」に“滑り込み出場”を決めた。

来年に行われる米国選抜vs欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」では、主将に就任していたブラッドリー。解説を務めた佐渡は、「ライダーカップのキャプテンっていう重責からくるものなのか、ものすごい気合いを感じました。あと、50位すれすれから4位に入った訳ですから、ラストスパートは見事でした」とたたえた。

前週の「フェデックス・セントジュード選手権」を制した松山英樹は、第2ラウンド前に腰痛のため棄権した。「松山選手は今大会は残念でしたけど、しっかりと体調を整えて、翌週はやってくれると思う。松山選手もブラッドリーと同じぐらい勢いはある」と、初の年間王者へ太鼓判を押した。

一方、佐渡が心配しているのは、今季6勝を挙げ世界ランキング1位に君臨するスコッティ・シェフラー(米国)。今大会は33位タイに終わった。「例年、最終戦に向かって失速をしていて、今年も同じパターンをたどっている。前週もフラストレーションを表していた場面もあったし、良くない流れになっているのかな…」。パリ五輪の金メダリストの不安点を挙げた。

BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。週末2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。

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