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古江彩佳が連覇 馬場咲希の出場 話題豊富な富士通レディースで最も見られたのは原英莉花の写真【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

馬場の今後から目が離せない(撮影:鈴木祥)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「富士通レディース2022」(10月14日~16日、千葉県・東急セブンハンドレドC)で最も閲覧されたのは、最終日に撮影されたティショットを放った後の原英莉花だった。
 
最終日、6アンダー14位タイからのスタートだった原。首位の古江彩佳とは7打差。この年、まだ優勝のなかった原。「優勝して、最終戦リコーカップに出たい」と気を吐いたが、結果、2打伸ばすにとどまり17位タイで3日間を終えた。
 
最終日、原はティショットで14ホール中7回フェアウェイを外すも、18ホールすべてでパーオン。だが、パット数が34とゴルフがかみ合わなかった。
 
米ツアーから凱旋出場していた古江が前年大会に続いて連覇を達成。古江の強さに注目が集まったが、さらに大きな話題となったのはアマチュアの馬場咲希だった。
 
「全米女子アマ」で日本勢37年ぶりの制覇、そして初出場だった「日本女子オープン」でローアマチュアを獲得。17歳の高校2年生、馬場はこの年5戦目となる国内女子ツアー挑戦だった。
 
初出場の「ヤマハレディースオープン葛城」、2戦目の「ブリヂストンレディス」は主催者推薦選考会(マンデー)を突破しての出場だったが、全米女子アマを制覇してからは一気に注目を集め、主催者推薦などで出場を決めていた。大会前、「いままであまりツアーに出られていなくて、最近はこうやって主催者推薦で出場させてもらえています。今年はプロの試合に出場することを目標にしていたので、すごくうれしいです」と、目標にするプロと同じ舞台に立てる喜びをかみしめていた馬場。
 
結果は、3日間通算4アンダーで8位タイ。「この3日間でたくさんの経験ができたので、あまり疲れは感じていません」と、話した馬場。初日は米ツアー優勝を引っ提げて連覇に挑んだ古江とラウンド。「米国で得たこととかが、たくさんつまったゴルフなのかなと思って見てました。ショット、パットに安定感があって、すごく勉強になりました」と、目を輝かせていた。
 
馬場は今年の「プロテストは受ける予定です」と話していたが、米国の大学から誘いを受けているという情報もある。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)プロテストを通過して国内ツアーで研鑽を積み、「日本ツアーに挑むのか、米国の大学に進むのかはまだ分かりませんが、将来は米ツアーで戦える選手になりたい。夢は海外メジャー優勝です」と話す。
 
どの道を歩くのかは定かではないが、その道の先にあるのは海外メジャー優勝。馬場の今後から目が離せない。

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